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映画「ボーダー 二つの世界」観た。

境界線、という言葉に昔から惹かれている。

正常と異常のあいだとか、
普通と特別のあいだとか。

犯罪のニュースを見て
「なんてひどいことをする人がいるんだろう」と感じる人と
「私も、何かのきっかけやタイミングによってはあちら側になってしまうかもしれない」と感じる人の
2パターンがあるのではないかと思う。

私は完全に後者で、「うっかり誰かを傷つけてしまったらどうしよう」と感じるタイプだ。

「大丈夫」と「うっかり」の境界線って、どこなんだろう?

長年答えの出ない想いを抱えつつ、
ずばり「境界線」を示すタイトルと、予告編での不気味な美しさに惹かれて
映画「ボーダー 二つの世界」を見た。

結論から言うと、

自分が思う「正常・異常」の考えの幅が狭いことを思い知らされた。

安全な場所から「世界平和!」と叫んでいるような違和感。
(それが悪いことではないけれど、もぞもぞする)

正常と異常の境界線についての、もっと手前の

異常って、そもそもどういうこと?

という本質を問いかけられる。

この映画を見たのは去年(2019年)なんだけれど、いまだに胸に残り続けているダークファンタジーだ。

余談だけど、オリジナルTシャツがめっちゃ可愛かったので、やっぱり買っておけば良かったなーと後悔している。


http://border-movie.jp/


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小池安雲|agumo
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