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ダーツにおける最も重要な部分について……
問題です。
ダーツにおける最も重要な部分は一体何でしょうか?
正解は、全てです。
綺麗で再現性のあるフォームを構築する為には、スタンス、セットアアップ、テイクバック、そしてグリップ……。
挙げればキリがありませんが、今回の記事は中でもグリップにフォーカスを当ててお話をしていきたいと思います。
最初から結論を言ってしまうと、グリップの注意点はたったの二つです。
手首を背屈状態にさせる。
指先は完全に脱力させる。
の二つとなります。
それぞれのコツについてお話をしていきましょう。
まず、手首の背屈ですが、これ、できていないで手首が立っている状態の方をよく見かけます。
そもそも、なぜ背屈させたいのか?
それは、手首の力をリリース時にダーツに伝えたい為です。
では、試しにダーツを持たずに手首を背屈させてみてください。
ほとんどの方が、手の平が天井を向くでしょう。
(関節が硬い方は向かない場合もあります)
ところが、ダーツをグリップしてみて同じような動作をしてみてください。
背屈させようと思うと、途端に窮屈になりませんか?
無理矢理手首を逸らせているようなそんな感じになると思います。
それは、既に指先でグリップを作ってしまっている為、何も持っていない状態と当たり前ですが変わる為です。
ではどのようにして背屈をさせればいいのか?
答えは簡単です。
手の平を上に向けるというより、人差し指と中指を手の内側に捻るようにしてみてください。
わかりにくいので、写真を載せておきます。
こんな感じです。
↓
![](https://assets.st-note.com/img/1693396395870-9F21ApoL7v.jpg?width=1200)
少しわかりにくいですが、しっかりと背屈ができており、矢角が上を向いていますよね?
ところが、単に背屈をしようとすると、関節の硬い方はこうなります。
↓
![](https://assets.st-note.com/img/1693396504672-kmx2RGNaaR.jpg?width=1200)
私は関節が柔らかい方なのですが、グリップの関係上、普通に背屈させようとすると、上記が限界地点となります。
これでは、ギリギリ矢角は付いていますが手首の返しは使えません。
なので、もし仮にグリップでお悩みの方は、ダーツを倒す方向を内側に変えてみるのも良いかもしれません。
そうすると、自然と背屈状態となるはずです。
そして、背屈状態にする為には手首をロックするだけの力が必要となります。
ここで、矛盾が生じます……。
前途の通り、指先は脱力させたい。それなのに、手首をロックすると、指先もロックされてしまう……。そんな方も多いはずです。
プロが行っているあのしなるような手首の返し……。憧れませんか?
手首だけをロックして、指先に力を入れないようにする為に必要なことは、ただひたすらにそのグリップに慣れる……としか言いようがありません。
手首には背屈の為だけの最小限の力を入れて、指先は脱力する。
その癖を徹底的に付けるのです。
もちろん、セットアップからリリース、フォロースルーまで指先の脱力は必要になります。
少し道のりは長いかもしれませんが、その二つ、手首の背屈と指先の脱力を習得した時、あなたのフォームは理想の一歩に近付くことでしょう。
もし画像がわかりにくければ、ご質問など頂ければと思います。
以上、グリップにまつわるとても大切な話でした。