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ドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」第8話までの感想

こちらは一視聴者の個人的な主観で書いている感想です。原作未読です。ドラマの内容のネタバレありです。合わなかったら離脱してください。

深夜に一人、涙が止まりませんでした。そうなると思ってたけど、やっぱりそうなった。でも、二人の相手を大切に想い合う気持ちが美しくて、朝目覚めたら不思議と清々しい気分になった。

試験期間中にあんな出来事があって、さすがの優等生水無瀬も試験の成績に影響が出てしまい、母親は怒り(多分、名門校への留学の話は流れた?)友達と何をしていても心は上の空。

そんな水無瀬のところにひょっこり現れた蛭川。一見いつも通りチャーミングでかわいらしい様子なんだけど、もう腹は括っているのだ。もっと言うと、第7話の永久保存橋(勝手に命名)で水無瀬を帰した蛭川の目を見た時に、もう気持ちは決まっているんだね、と私は思いました。
光が眩しく差して、鮮明だった蛭川の顔がぼやけてよく見えなくなってしまう、二人の今後を暗示しているような切なく美しいシーンでした。

水無瀬のお家に上がって二人でなんぼでも仲良く過ごしてもらっても、こちらとしては構わないのですが(おっとつい煩悩が…失礼致しました)

それにしても、蛭川は精神面で本当に変わったね…特に第3話までの頃なんて、あんなに構ってほしい、可哀想って思ってほしいって水無瀬に甘えて依存する感じだったのに、今は一人でしっかりと立って前を見てる。(でも滑り台をスーッと降りてくるところは相変わらず子どもっぽくてかわいい)
そんな蛭川の成長ぶりを頼もしく、どこか少し寂しさも感じてしまう。

最もいたたまれないのは、未成年である自分の無力さを自覚しながらも、蛭川に惹かれているが、伝えることすらできなかった水無瀬の心中。
言葉にならない水無瀬の気持ちは、喉から出かかった瞬間に花火の大きな音でかき消されてしまって、蛭川に届くことはなかった。
「ありがとう、俺と友達になってくれて」「元気でね」ってやりとりがこんなに辛いことって、ある?無理に笑ってる二人の表情がまた胸にくる。

この前は二人で蛭川母の家も訪問できたくらい、物理的にそこまで遠くないはずの場所なんだけど、「もう連絡しない」って蛭川の固い決心の一言で、二人は離ればなれに…水無瀬は頭のいい子だから、蛭川の背中を見ながら何を言い出すか大体分かってるんだろうなって、でも今にも泣き出しそうな顔で、蛭川が絞り出す言葉を待っていた。辛い…辛すぎる…こんなに想い合ってるのに…

一緒に浴衣着て仲良く花火見てる世界線〜(泣)
蛭川が新しい高校の寮を抜け出して水無瀬にこっそり会いに来ちゃう世界線〜(泣)

あ、あと、根本ジョージくんが浴衣のうなじ〜とか呟いてたのと、宿泊学習の夜に横で寝てる水無瀬のうなじを蛭川が触ってた(キャーキャー)のってちょっとリンクしてたりします?あぁなんかまた第4話が観たくなってしまうわ。。

「みんな揃って卒業できてよかったじゃん」「普通できるだろ」って、そうなんだよね、一見当たり前のことなんだけど、当たり前じゃない。あんなに「一緒に卒業したい」って真っ直ぐな想いがあっても、叶えられない青年もいるんだから…
友達の何気ない発言に蛭川を思い出して、水無瀬も、末端の一視聴者の私も、胸がキュッと締め付けられるのです。

卒業おめでとう。もう本編で制服姿が見られないのは寂しいな…(でもお二人、最近も制服姿で撮影してましたよね??SEEKかな?他もあるのかな?まだ新しい映像とか写真とか見られるってちょっと期待しちゃってていい?)

今時、スマホ一つあればなんでも便利に連絡できる時代なのに、ここで直筆の手紙っていう蛭川の感性が私に刺さってきます。しかも読まれるはずもない手紙をしたためて、そっと置いていくの。蛭川の一番好きな映画、水無瀬のお父さんの作品で、水無瀬との思い出が詰まった映画ごと、ケースの中に。この行動自体にどれだけの覚悟があったのか想像すると、あまりにも切ない。

「お前のことが好きだったよ」って、そこだけ蛭川の声が入らない、敢えて無音なところが余計に沁みました。なんだろう、上手く言えないけど、すごく衝撃を受けた画って、視覚的に強すぎて耳に聴こえてこないような感じがなんか感覚的に分かるんだよなぁ。こういうところが、この作品の素晴らしさだなって思います。

大人になれたら「今度こそ、俺がお前を守ってやりたい。ごめんね、好きだよ」って、もう伝えることもできない気持ち、お互いに好きな気持ちを心の中で自覚した時には遠くに離れてしまって、あぁなんて運命の悪戯…

「大切な二人だけの時は
切ないほどいつも足りなくて
君宛てに雪にかいたラブレター
気付かれないうちに消してしまおう
言葉にならない降り積もる思い」

こんな美しい物語を見たら、誰でも多少のポエムを呟いてしまったり、ラブソングを思い出してしまったりする思うんですけど、私からは第8話の未成年の二人へ、TUBEのアルバム「WINTER LETTER」より「君に届いたら…」を贈ります。
リンクを貼っておきます。

そしてついに物語は大学生編へ。
水無瀬がタバコ吸ってるーしかも蛭川と同じ。しかも文芸サークル「波紋」の女子に渡されたスプレーでシュッシュするところでも蛭川を思い出してしまうし、この5年くらいの間もずっと水無瀬は蛭川のことを想って過ごしてきたんだなっていうのが分かる。
それにしても大学生になったちょっと気怠い感じの水無瀬がまたいいね…お顔の造形は絶対的にかわいいんだけど、水無瀬の言動は結構男らしいというか、すごくかっこいいなって思います。

そして「ねもしば」続投に大歓喜する我々。
今回は絶対の絶対にーが聞こえてきて、懐かしく嬉しくなるし、なんといっても今回のMVPは根本ジョージ氏である!!一浪して入った大学で、ひ?ひ?ひ?そうそう、あんなイケメン見間違うわけないよね、頷きすぎて首がもげそうに。そしてあまりにもグッジョブです!!

あぁ次回、年内最後の放送。二人は再会できるのか、想いは通じ合うのか…我々は年を越せるのか…
二人の幸せを願って見守りたいと思います。

最後に本編外のことを少し。「未成年」単独SNSアカウント設立めちゃくちゃ嬉しいです!!ありがとうございます!そう、ドラマが終わってしまったら次の同じ枠のドラマのアカウントに変わってしまうのってあるあるなんだけど、好きな作品であればあるほど寂しいよね…それに、これはまだまだ告知やらなんやら、発信する情報がありますって、受け取っていいよね…?

そして私は謙信くんのクリスマスライブに行って嬉しそうな純政くんにめちゃくちゃ萌えてます。ドラマの本編で素敵な二人は十分見せてもらえてるから、プライベートとかSNSはそんなに頑張らなくていいよ、無理しないで、って思いがちなタイプなんですが、JunKenに関しては二人の仲良しな絡みは正直なんぼあってもええです。
見る度に寿命がちょっとずつ延びます。ぜひ続けてください。

純政くんと謙信くんのお芝居に関して、いい意味で原石だねって書かれてる方をXで見かけました。
私の母校に古くから伝わる逸話、ダイヤモンドの原石はダイヤモンドの原石によってしか磨かれないという話があります。
命懸けで良い作品にしたいって二人の熱量、ぶつかり合って切磋琢磨してきたからこそ、こんなに人の心を動かすドラマが生まれたんだなって思います。脚本や演出、音楽など全部の要素がとっても素敵なんだけど、それを引き当てた運も実力の内というか、おめでとう、という気持ちです。

今回も長々と、ここまで読んでくださった方がいらっしゃったら、ありがとうございました。

今回の画像は、noteのみんなのフォトギャラリーから検索して拝借しました。クリエイターさんご提供、ありがとうございます。

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