ドラマ「天狗の台所 Season2」第7話の感想
2024年12月3日、第7話が放送されました。
こちらは一視聴者の主観による個人的な感想文でネタバレありです。未見の方はご注意ください。
第7話は前回のお祭りで一気に心の距離が縮まったオンくんと颯真くんが、野菜小屋の前で再会するところから。少ない小銭を見て、なかなか収益が上がらないことに若干ションボリしたものの、颯真君が野菜を買いにきてくれたことに一気にパァァっと表情が明るくなって、得意げな様子のオンくんが本当にかわいい。対して颯真くんの方は全く状況が理解できない様子。外国語のようにも聞こえるくらいしっくりこない、「おれのやさい…?」の一言で、全くピンときていないことが分かる。
自分と同じ年頃の子がこんな立派な野菜育てて売ってるなんて、想像もできないよね。
なかなかこの世界ではオンくんは歳上に囲まれてるから、同年代の子に向けたフランクな「サンキュー」が珍しくて良かった。本当に微笑ましい、この二人もずっと見てられる。
基さんがかまどの設計図を書いているシーンで、几帳面な設計図と字がキレイなことに、また私は軽率に萌えてしまう。Google先生に頼ってる様子もないし、元々こういう知識があったのかな?先代から教えてもらったのかな?基さん、知恵というか、学もあるんですね。
先ほどの二人はオンくんの畑に向かう。自分の畑に招待して益々得意げなオンくんの表情がすごく良くて、採れたてのきゅうりを割る音やかじる音、直前まで無理無理っで言ってた颯真くんの、美味しいお顔にまた癒される。
たこ焼きうまかった、初めて食べた、と颯真くんがオンくんに伝えられたいつもの通り道、暑いんだろうけど二人の素直な気持ちが爽やかで、青々とした田んぼに夏を感じる。
雲を見て嵐を予感する基さんの横顔が美しすぎて、また軽率にときめいてしまう。これも生活の知恵というか知識というか、やっぱり基さんは、すごい。海賊の船に乗ったら航海士でもできそう。その時は天候を自在に操れる長い棒を持って戦ってみてほしい。(なんで?)あ、失礼しました。
今はスマホがあるから私もほぼ毎日お天気を調べてる。だからオンくんがスマホで検索してたのが今の当たり前なんだけど、そんなに当たるとも限らないし、やっぱり自分の直感を信じることは大事ですよね。
そしてまさかまさかの!台風コロッケ!?え、基さん、Twitter(X)なんてやってないよね?偶然?なんかネット上で台風が近づいてきたらコロッケ食べる的な謎風習?ありますよね?もしかして基さん、こっそりアカウント持ってたりする?フォローしにいくから教えて?
ていうかこのコロッケ、めっちゃ美味しそうな上に油も汚れにくそうだしヘルシーだし、最高のアイデアじゃないですか!!少なめの油でも揚げられそうだし、タンパク質も摂れるから普通の衣より栄養面でも絶対良いよね。4歳娘もいなり寿司かと思った、とか、食べたい作って、とか言ってた。
うちには令和の三種の神器、ヘルシオホットクック様がいらっしゃるので、コロッケの中身までは自動で作ってくれるのだ。今度やってみます!!
小麦アレルギーだとコロッケは絶対に食べられないものだと思ってただろうし、颯真くん嬉しそうだったなぁ。敢えて食べられないメニューに一工夫加えて食べさせてあげることに、基さんの機転が利くのと、優しさを感じます。
鮭のおにぎりも美味しそう〜!season1で有意が遊びに来て、オンくんが慣れない手つきで唐揚げ入りのおにぎり作ってたのが懐かしい。あまりの成長ぶりに、遠い昔のようである。ムギちゃんの「オン、やるじゃん」に完全同意。
おにぎりを作ってる若い二人がどんどん仲良くなっていく様子がかわいらしい。
颯真くんのお家に遊びに行って、さっきの畑でのきゅうりの如くパキッと割るアイス(チューペット懐かしい!!最近スーパーで見かけないんですけど、久々に売ってたら買いたい)
雑然と置かれてる開かれたスーツケースに、いつまでいるの?母親次第、父親はいない、とさらっと答える颯真くん。あぁだからおじいちゃん、というか母親の実家に来てるんですね。なんとなく颯真くんの置かれてる環境を察して、最初にとっていた素っ気ない態度も納得できる。でも、よかったね、オンくんがいて。歩み寄って、友達になれて。
今回の台風のシーン、実際撮影期間中に台風が来てて心配してたこともあったし、本当に台風が来た時に合わせて狙って撮ったのかなって、信じて疑ってなかったくらい、本当に台風が来てると思った。実際危ないからそんなことはしないと頭では分かるんだけど、雨の降り始めとか、強風の様子とか、、え、すごいですね!?!?こんなに再現できるものなんですね?(公式noteを読みました、ひたすら感心していました)
台風に備えて野菜を早く収穫しておくように言われても、大切に育ててきたからこそ、そうしたくないオンくん。ここで無理に強要しなかった基さん。え、育児したことあります??天狗の家系の若い子達のお世話をしてきたから、自然とこういう対応になったのかな。こういうことって、大人は先回りして教えてあげたくなるけど、自分でやってみて経験しないと、本当の意味では分からないこともある。一生懸命やってきたからこそ、自分の畑のことは自分で決めさせてよ、ってオンくんの気持ちを尊重したんですね。なんて人格者なんだ。
台風の中、飛び出していったオンくんを、自分もずぶ濡れになって連れ戻す基さんの姿は本当にかっこよかったし、その後に責めたりしないところに、精神面での器の大きさを感じました。
子を育てる親としてはこの精神を見習いたいところであります、、実際できるかは置いといて。
若干前後しますが、今回楽しみにしていた飯綱家のパパ登場、待ってました!!パパは二人に会うことを本当に楽しみにしていたんだなって、満面の笑顔ですごく伝わってきてこちらも嬉しくなりました。
今回特にパパに対して好きだなって個人的に思ったポイントは、ママのことをちゃんと一乃さんって名前呼びしてたことですね。ママって、属性で、名前ではない。もちろん望んで子を授かったわけですが、育児をしている中でいつの間にか名前で呼んでもらえなくなって、私自身も少しアイデンティティを失いつつあるなと感じることがある。(こうやってnoteを書いていること自体が小さな抵抗でもあって、忙殺されて消費されていくだけの日常に、少し抗っている)
飯綱家のメンズ3人が当たり前に協力して台所に立ち、手際良く料理してる姿が本当に素敵すぎて感激しました。パパもしっかり料理がお上手で、そんなパパの背中を見てたから息子さん二人もこんなに立派に…(没入しすぎてフィクションであることを度々忘れがちである、ほんとに家族にしか見えなくて)
糠漬けを自家製のツナで和えるとか、肉味噌でチリコンカンを作るとか、ワールドワイドにお料理のセンスとスキルが高すぎて、もう平伏して拝むしかない。
今回パパから少しお話があったこと、移民のアジア人がアメリカで生計を立てていくことは並大抵でないご苦労があったんだろうし、そんな中で子どもを育てるのってきっととても大変なことなんだろうって、想像しただけでパパにもらい泣き。まだオンくんは若すぎて、もしかしたらまだ実感が伴わないかもしれないけど、多分20年後くらいにはなんとなく分かるようになると思う。私も子を持った今だからこそ、この作品がこんなに沁みるのかもしれないです。
色々書いたけど、まとめると、やっぱり基さんの容姿、話し方、佇まい、全てが本当にかっこよくて好きです。「飯綱基が眩しくて」(そのうち私、偉い人に怒られそう…)
カレイベ楽しみだけど、心臓の場所ってここにあるんですね状態以上に、心臓が止まらないかだけが本気で心配です。もしもの時はメモリアルブックとBlu-rayBOXを私の棺に…とか言いながら、年末には豊洲の地を踏まないといけない(謎の使命感)し、まだまだ葵汰くんがいろんな役に挑戦しているところを見て、いろんな感情を受け取りたいので、頑張って生きますよ。
ここまで長々と読んでくださった方、ありがとうございます。最近たくさん閲覧していただいているみたいで、恐縮です。もしよかったらコメントで参加してください。天狗の台所の素晴らしさをディスカッションしましょう。
今回の画像は、noteのみんなのフォトギャラリーから検索して、お写真を拝借しました。クリエイターさんご提供、ありがとうございました。