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【蔵出し】北陸にエールを!北陸3県のローカル鉄道たちをご紹介

 令和6年能登半島地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 私は“乗り鉄”です。北陸にも何度か訪れて、地元の鉄道に乗っています。過去に記事にもしています。

 今回、北陸3県のローカル私鉄をご紹介しつつ、北陸の皆様にエールを届けたいと思います。本文でも触れますが、私がまだ乗り残している路線もあります。“乗り鉄”でなくとも景色や旅情を楽しめる路線もあります。間もなく北陸新幹線が(福井駅を経て)敦賀駅まで延長開業!。状況が落ち着いたら、また訪れたいと思います。皆様も是非!

1.富山地方鉄道


 富山駅を起点に、立山方面(さらにその先はいわゆる“アルペンルート”)や宇奈月温泉へと至る長大な路線を持ちます。また、岩瀬浜(ふるい港町)から市内中心部にかけて、路面電車も運行。観光に活躍します。過去記事にも写真あります。

写真1・大手私鉄を引退した車両も走る。もと西武鉄道“レッドアロー”。
写真2・富山駅をはさんで南北が路面電車でつながり便利になった。

2.黒部峡谷鉄道


 宇奈月温泉のさらに先、欅平までをトロッコ列車がゆっくり結びます。おそらく日本一切り立った渓谷(ゆえに屈指の眺め)を走る列車です。険しさと豪雪から、冬季は長期間運休してしまうのでご注意を。

写真3・黒部峡谷鉄道。十数年ほど前に、富山へ学会で訪れるのに前乗りして乗った。写っているのは、若かった私と同僚。

3.JR氷見線


 高岡駅と、ぶり(と、うどん)で有名な氷見とを結びます。途中の雨晴海岸付近では、海岸線ぎりぎりを列車が走り、かなりの絶景。過去記事に写真あります。

4.JR城端線


 高岡駅と城端駅を結びます。新高岡駅で北陸新幹線に乗り換えでき、また終点・城端駅では、白川郷方面のバスに乗り換えられます。砺波平野(チューリップ栽培が有名なので、花の時期に訪れたい)を淡々と走る、長閑な路線です。

写真4・城端駅にて。氷見線同様、古いディーゼル車両が現役で嬉しい。

5.万葉線


 高岡駅の市街地から、越ノ潟(射水市)を結ぶ、いわゆる路面電車です。ドラえもんトラムが走ったり、立川志の輔さんの車内放送が流れたり(土休日限定らしい)する、乗って楽しい路線です。過去記事に写真あり。

7.のと鉄道(まだ乗っていない)


 JR七尾線(津幡駅-七尾駅)の末端から先、穴水駅までを結びます。この度の地震で被害があり案じられます。復活したら乗りに行く!

8.北陸鉄道


 金沢と内灘、金沢(市街地から少し外れた野市駅)と鶴来駅(白山市)を結ぶ2路線からなります。どちらかというと、観光路線ではなく生活路線です。内灘は砂丘が、鶴来は日本酒(菊姫の醸造所があります)が有名。内灘は、液状化の被害が大きいらしいです。

写真5・北陸鉄道。

9.えちぜん鉄道


 福井駅方面からあわら温泉を経由し三国港までと、勝山までを結ぶ2路線からなります。三国といえば、カニ!人生で一度きりだけれど、黄色いタグのついたブランド蟹を、現地の料理屋で食べたことあり(自慢かっ)。勝山といえば、恐竜ですね。えち鉄は写真がありません…

10.福井鉄道


 福井市と武生市を結んでいます。全線がJR北陸線(新幹線開業後は「ハピラインふくい」に移管)に並走しています。ここも生活路線かな。福井市内の一部区間が併用軌道(路面電車のように、道路に直接線路が敷かれている)になっているのが、“乗り鉄”的な見どころ。過去記事に写真あり。

11.JR越美北線(九頭竜線)


 福井から九頭竜湖までを結びますが、末端区間は極端に本数が少なく、“乗り鉄”的には難関路線です。個人的には、途中の一乗谷駅で途中下車して、徒歩20分ほどの「一乗谷朝倉氏遺跡」を訊ねて欲しい。歴史好きなら必ず楽しめます!過去記事に写真あり(九頭竜湖駅)。


 こうやってリストアップしてみると、北陸3県は、ローカル鉄道の宝庫ですね。

 ご覧いただき、ありがとうございました。

(おわり)

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