海岸から上流の森へ、1時間で歩いてみたよ@小網代の森(神奈川県三崎市)
先日(11月9日)、神奈川県は三浦半島の先端西側、小網代(こあじろ)の森を歩きました。
小網代の森は、小さな流れ込みに沿って、最上流の森から海岸の干潟・湿地までまるっと保たれた、都市近郊では珍しい緑地帯で、自然観察ルートが整備され歩くことができるのです。アカテガニが産卵のために森から干潟に降りてきて、メスがお腹を開けて一斉に放卵する様子は、知る人ぞ知るこの地の“名物”です。
京急・三崎口駅から「油壺温泉」行きバスで向かうのですが、ちょうど前の便が出たばかりで、30分ほど空いてしまうので、油壺入口バス停(三崎東岡行きなど頻繁運転)から徒歩で向かいます。出発地の「シーボニア入口」まで徒歩20分。バス停から右方向に道を外れ、坂を下ると、シーボニア(マリンリゾート施設)が現れます。
雑木林の先、「小網代の森」のゲートを通ると、干潟が広がります。
流れ込みの上流に向かって歩いていきます。湿地が徐々にススキの平原へと変わっていきます。
そして自然観察ルートは、上流の森へと分け入っていきます。茂みががさごそいっているので、立ち止まって見つめていると、リスがひょっこり顔を出します(湘南から三浦半島では、タイワンリスが繁殖しているのです)。すぐ引っ込んでしまったので、リスの写真は撮れず。
最後の階段を登りきると、自然観察路の出口に出ます。京急バス「引橋」バス停までは歩いて数分(上り坂ですが)です。
シーボニア側の入り口から引橋側の出口まで、寄り道せずゆっくり歩いて1時間といったところでしょうか。森から海までの生態系を一か所でコンパクトに体験できる場所は、都会では珍しいと思います。堪能しました。皆さまもぜひどうぞ。
(おわり)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?