【旬杯ストーリー・結】たとえ世界が滅びても
⭐️承『いつも隣に』rira(200文字)
⭐️転『宇宙からの使者』PJさん(213文字)
⭐️結
20時ジャスト、全世界で人類滅亡に匹敵する隕石の衝突がニュースで発表された。人々は生き延びる方法を探して略奪や暴動を繰り返し、うかつに街を歩けない。
19時、ぼくらは約束通り顔を合わせた。
「私たち、どうなっちゃうの?」
ぼくらには身を潜められるようなシェルターなどないし、家族もすっかりあきらめて最後の晩餐をしていた。だけど僕は..
「リナ、大丈夫。ぼくたちはもう離れない。これからも、ずっといっしょだよ」
リナの手を包むように両手でぎゅっと握りしめると、彼女の目から涙が溢れた。
20時、空が大きな光に包まれると、地表に触れた瞬間辺り一面を真っ赤に染めていく。それは地表のほとんどを焼き尽くし、後には荒涼とした地面が残された。気温が一気に下がり、地球は氷河期に突入する。
それから何万年経っただろう。
海に再び生命が生まれたのを、ぼくは見逃さなかった。
これからまた新たな歴史が始まるのだ。
身体は失っても、魂はずっと待っている。
この地で再び出会い、また笑い合える日がくることを。
二つの光は手を繋ぐように寄り添いながら、その生命を温かい目で見守っていた。
《終》
ある意味ハッピーエンドということで(。・ω・)ノ゙
🎆最終締切は7月21日です🎆
【承、転、結】
自由にストーリーを繋いでください📝
⛱️起ストーリー3パターン
⛱️作品一覧
🍉旬杯は25日20時まで❗️
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?