言の葉降る、星月夜。【創作一句】
たくさんの言葉が
つぎつぎに頭の中に入り込んでいく。
このままじゃ、パンクしてしまいそうで。
人々が寝静まった夜。
僕は、山に向かって車を走らせた。
田舎ならきっと、星が降るだろう。
あいにくここは都会で
あんなに汚れきった
耳を塞ぎたくなる僕の街
遠く見下ろせば
なんて眩く、美しいのだろう
目を閉じて寝転がると、
そこは僕が幼い頃よく遊んだ、あの森だった。
今にも手が届きそうな
星たちが降りそそぐように
なんて静謐で、愛おしいのだろう。
“言の葉の降るがごとくの星月夜”
帰りたい。
帰りたいよ。
だけど、あの森も、僕の家も、
もうこの世界に存在しない。
あるのは、僕の瞼の裏にのみ。
さあ、言葉よ。
溺れるようにたゆたい
きらめきを止めず
僕を突き刺すがいい。
その度に僕は
あの孤独な星降る森で
満たされていくのだから。
もうすぐ締め切り(๑•̀ㅁ•́๑)✧
出しそびれてた💦