【旬杯ストーリー•結】続•みんないっしょだよ
⭐️承
⭐️転
⭐️結
「おーい!おーい!」
砂浜の向こうからやってきたのは、
お母さんだった。
片手には大きなスイカ、
もう片方にはたくさんの荷物を抱えている。
「どうした?カケル。転んで泣いちゃった?」
お母さんは、砂と涙でぐしゃぐしゃだったぼくの顔を丁寧に洗ってくれた。
「お母さん、どこに行ってたの?」
「うん、お母さんは町に行ってたくさんお買い物してきたよ。スイカも花火も買ったし、みんなでスイカ割りしよっ」
そうだった。
どこに行きたいか聞いた時「町」って言ってたお母さん。お母さんのやりたいことだけがここになかったんだ。
その夜、みんなでスイカ割りをして、割れてぐちゃぐちゃになったスイカを笑いながら食べた。
おばあちゃんちのベランダでたくさん花火をした。花火の火がすべて消えると、真っ暗だった空にたくさんの灯りが浮かび上がった。満天の星、ってきっとこういうことをいうんだ。
「あっ、星が落ちてきた!」
「えっ、どこどこ?」
「ほら、あそこ!」
「見えなーい」
「ほんとだ、きれいね」
「海が光ってるみたいだね」
「ポニョみたい!」
「ぽーにょぽにょぽにょ、さかなのこ〜」
妹がポニョの歌を歌い出すとみんなで笑った。
やっぱりみんながいいな。
みんなは楽しいね。
みんなでやるとなんでも嬉しいね。
明日も、そのまた明日も、ずっとずーっと、
みんなで笑ってられたらいいね。
と思ったとき、
ずっと遠くで星がまた海に落ちた気がした。
《終》
転で変なところで切ったので
ご心配おかけしました( *´艸`)フフ
ここ連日出していたストーリーは
これで手持ち分終了です。
ストーリーは人の数だけあります。
あなたが繋げるストーリー、お待ちしています❣️
🎆最終締切は7月21日です🎆
【承、転、結】
リレー形式でつないでください📝
⛱️起ストーリー3パターン
⛱️作品一覧
↓メイン会場のご案内↓
🎐 夏の旬杯開催中 🎐
夏らしい俳句・短歌・川柳を募集中❗️
初心者さん歓迎🔰
各部門おひとり1記事、3作品まで😊
「旬俳句」「旬短歌」「旬川柳」のタグをつけてね❣️締切は7月25日20時、皆さまのご参加を心よりお待ちしております(*_ _)ペコリ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?