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こおりの魔女としろくまさん。

熱帯夜私の魔術無期凍結【汐田大輝さん】

とある森の奥に、魔女が住んでいました。

ここには、季節がありません。
太陽がないからです。

魔女は、みんなが暑いとか、寒いとか、
騒いでるのをうらやましく眺めていました。

「どうして森から出たらいけないのかしら..?」


森から出たらいけない。
魔女はお母さんにそう教えられていました。

しかし、そんなお母さんも
病気で亡くなってしまいました。

日差しもなく、常に暗闇の中で
魔女は魔法で明かりを灯します。

こんな暗いところに
ひとりぼっちで一生いるなんて…

魔女は涙をこぼしました。


魔女は思いきって、
森の外に出てみることにしました。



結界を出て、森の外に出ました。
アスファルトで覆われた道があり、青空が見えます。

歩くたびにジメジメとした空気と熱風が襲いました。どうやら季節は夏のようです。

「あつっ❗️」

ジリジリと焼けるような日差しに、
魔女は上着を脱ぎます。
だけどそれまで暑さを知らなかった肌は、
みるみる火傷のように膨れ上がりました。

焦った魔女は、
氷の魔法を自分の腕に吹きかけます。



「氷の精霊よ🧚‍♀️力を貸して..!」

腕を凍らせることで炎症を抑えました。

どうやら森の外は魔女にとって
上着を脱ぐことさえ危険なようです。

魔女はしっかりと帽子を被ると
慎重に道を進みます。




開けたところに出ました。

「なんて綺麗..!ここが海というところなのね」


魔女が本で読んだことのある海を初めて見て感動していると、そばに二人の人間が座っていました。

手には冷たくて綺麗なものを持っています。


あんたたちのせいよあたしが溶けるのは
アイスだって空気読むんだから
【しちさん】

🍦「あーあ、アツアツのせいであっという間にあたしも溶けちゃうわ😞」


なんてことでしょう。
この暑さで困っている人がいるなんて…
私が助けてあげなくちゃ🧙‍♀️❗️


魔女は呪文を唱えます。

「氷の精霊よ🧚‍♀️力を貸して..あの冷たくて綺麗なものを凍らせて!」

すると、溶けてドロドロになっていたはずのアイスが固く凍ってしまいました。


ちょ、、カチコチΣ(°Δ° )

「よーし、うまくいったわ!
私の魔法がみんなの役に立ったのね」

魔女はニコニコしながら歩きました。

😊🎵

しばらく進むと、
アイスティーを飲んでる女性がいました。

シロップがゆらゆら沈むアイスティー【佐竹紫円さん】


🍹「日差しであっという間にぬるくなっちゃうわね..もう捨てられちゃうのかしら😞」

なんてことでしょう。
この暑さで困っている人がまだいるなんて…
私が助けてあげなくちゃ🧙‍♀️✨


魔女は呪文を唱えます。

「氷の精霊よ🧚‍♀️力を貸して..あのぬるいアイスティーを凍らせて!」


えっ..ちょ、Σ(°Δ° )!


アイスティーはすっかり凍っています。
でもよく見ると、
アイスティーそのものがカチコチみたい。。


「よーし、うまくいったわ!
私の魔法がまたみんなの役に立ったのね」

魔女はニコニコしながら歩きました。


😊🎵


しばらくいくと、広い畑に出ました。

少し遠くで女性が畑仕事をしているみたい。

夢に出たうぁうぁ踊る夏大根【akkiy☆さん】


近くに大根がいくつか落ちています。

魔女が近づくと、彼らは踊り始めました。

𓇟𓇟𓇟𓇟𓇟「私たち踊るのが大好き。でも、この暑さでもうふらふらなの😞」


なんてことでしょう。
この暑さで困っている人がまだいるなんて…
私が助けてあげなくちゃ🧙‍♀️✨


「氷の精霊よ🧚‍♀️力を貸して..この大根たちを涼しくしてあげて!」

えっ..ちょ、Σ(°Δ° )!

大根たちはカチコチになりました。

「よーし、うまくいったわ!
私の魔法がまたみんなの役に立ったのね」


😊🎵


しばらく行くと、🐻‍❄️さんが道に倒れていました。

🐻‍❄️「み、みず、、」

魔女は氷を出して溶かし、🐻‍❄️さんに飲ませてあげます。

🐻‍❄️「あ、ありがとう..。あのお日様がこんなに暑くなければ、こんなことには..」

太陽よ圧力下げてもう少し【chiyoさん】


なんてことでしょう。
この暑さで困っている人がまだいるなんて…
私が助けてあげなくちゃ🧙‍♀️!

「氷の精霊よ🧚‍♀️力を貸して..あの太陽を凍らせて!」

すると、
なんと太陽が凍り始めます。
明るいまま空でカチコチになってしまいました。

🧙‍♀️「よーし、今度もうまく行きそうね」

魔女は立ち去っていこうとします。

🐻‍❄️「ま、まって、、」


そこへ、真夏なのに⛄️が通りかかりました。

夏みん俳終わったら少し休みん杯【らくぼろさん】

⛄️「忙しすぎてみん俳そろそろ回らなくなってきたわー。かといってすべてみんなに任せるには荷が重すぎる。いったん凍らせてしまおうか」

🧙‍♀️「よーし、私に任せて!
氷の精霊よ🧚‍♀️力を貸して..みん俳を凍らせて!」

🧙‍♀️「うまくいったわ!
私の魔法がまたみんなの役に立ったのね」

🐻‍❄️「ちょ、ちょっと待って。元に戻して!」


🧙‍♀️「どうして?みんなあの熱い太陽に困ってたし、みん杯とやらも凍らせたいんでしょ?私、良いことをしたはずよ」

魔女は首を傾げています。


しろくまさんは困りました。

たしかに間違ってはいないのです。
だけど、決して正しくはない。
いったいどう説明したら良いのでしょう。

🐻‍❄️「確かにお日様があったら、
暑くて倒れそうになることもあるわ。

だけど、お日様があるから、
私たちは朝きちんと起きれて、
夜ぐっすり眠れるの。

夏は暑い、冬は寒い。
季節を作ってるのもお日様なのよ。
私たちは、季節を楽しむのが大好き。

海で遊んだり、花火をしたり、
スイカ割りをしたり、お祭りいったり、
夏を想いながら俳句を詠んだり、
ぜんぶ夏だから楽しいの。


お日様が凍ってしまったら、
私たちはちっとも楽しくないわ。
私たちが生きていくための、大事な魔法よ。

魔女さんだって、
その大事な魔法がなかったら、
生きていくのに困るでしょ?」


魔女はハッとしました。

🧙‍♀️「そうね、それは困るわね。
ごめんなさい、太陽は戻してあげる」

魔女は太陽に手をかざして氷を溶かしました。


手のひらを太陽にすかしてみれば
神よ僕らはみんな無様だ
【砂の三郎さん】

あっという間に真夏の暑さが戻ります。

🧙‍♀️「これでいいの?」

🐻‍❄️「あつーい!
うん、これがいいの!ありがとう」

🧙‍♀️「この暑すぎるのがいいのね。
人間って不思議で、よくわからないわ。
でも、私はもっとあなたたちを知りたい。
じゃあ私はもっと人間界を見て歩きたいから、またね〜👋」

魔女は立ち去って行きました。



🐻‍❄️「あっ、みん俳も…」

もう魔女の姿は見えません。

😞

⛄️「ま、ええやん。
そのうち溶けるやろ」

⛄️も立ち去りました。


🧊みんはいとうけつせんげん🧊


🐻‍❄️「あーあ…」

しょんぼりしていると、
さっきの🧚‍♀️さんが飛んできました。

🧚‍♀️「あのね、魔女の🧊魔法は強力だからすぐには溶けないけど、いつかきっと溶けるから、待っててね!」

🐻‍❄️「ありがとう、🧚‍♀️さん💕
ずっと待ってるわ❣️」

🧚‍♀️は魔女の後を追いかけて飛んで行きました。




今会えたことに意味ある過去のこと
そっと寄り添う星のまにまに
【のんちゃさん】


魔女は、夕暮れの空に光るものを見つけました。

あ、一番星。
夜の空は変わらないのね。

魔女は、自分と同じように、他の人間にも大切なもの、譲れないものがあることを初めて知りました。


閉じこもっていたら気付かなかったこと。


間違うかもしれない。

怖いかもしれない。


だけどきっと、
このひとつひとつに意味があるのだ。

寄り添うように明かりを次々に灯していく星たちを眺めながら、魔女は久しぶりに笑顔になったのでした。


🧊 ⭐️ 🧊 ⭐️ 🧊 ⭐️ 🧊 ⭐️ 🧊

このストーリーは、
汐田さんの魔術と凍結を起点に浮かんだお話です。


みん俳は魔女によってとうけつされます。

これは、新たなステージのスタートでもあります。

私たちは、ここで出会った仲間と手を取り合い、数多の創作や才能の武器を手に、きっと新たな冒険の世界のドアを開けることができるでしょう。



🌻『しゅんしゅんぽん』が本日スタート❗️

旬杯の俳句・短歌・川柳から
新たな創作を紡いでみませんか?
小説、詩、イラスト、音楽なんでもOK❗️
あなたの感性、お待ちしていまーす😊

この動画を見たらぽんしたくなっちゃう!カモ?

動画 : しろくまきりんさん
イラスト : 旬くん
※みん俳キャラクターはしろくまさん画



作品を使わせて頂いた皆さま、素敵な句や歌を使わせて頂きありがとうございました┏○)) ペコリ


※画像は全て画像生成アプリで作成したものです。




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