【十六夜杯】ご参加は25日19:49(新月の時刻)まで🌕投票や勝手に賞もあるよ❗️+俳句でぽん参加
十六夜杯終了まであと4日。
今年は十六夜の名にちなんで、
🌕「新月の時刻」19時49分に受付終了🌑
となります。
いつも駆け込みの方、滑り込み大歓迎❗️
まだまだご参加お待ちしております💖
締切時間をお間違えないようよろしくお願いいたします٩(๑òωó๑)۶
しかし、
投句して終わりじゃないのが、みんなの俳句大会✨
この後公式のほうでは、
多彩な審査員方が選抜された「俳句」より、
(※審査員といっても普通のnoterの方々です)
🌙予選投票がスタート(27日より)
⬇️
🌙決勝投票
⬇️
⭐️みんなの俳句大賞決定
となります。
あなたの句、またはお気に入りの句が選ばれてるかもしれません。投句してなくても投票できます😊ぜひ投票会場に遊びに来てくださいね❣️(27日スタート予定)
さらにこれだけでは終わりません❗️
参加された「俳句・短歌・川柳」の中から、
自分の好きな句に「勝手に賞」をあげてみませんか?
あげたりもらったり、お祭り感覚でわいわい楽しめる「勝手に賞」、専用の新ヘッダーもあるので詳しくは公式サイトをチェックしてね❣️私も準備中です(。˃ ᵕ ˂ )ノ゙
さらに、十六夜杯参加の俳句を組み合わせて二次創作するスピンオフ企画「俳句でぽん」には、実は期限がありません❗️お気に入りの句への好きをカタチに、まだまだお待ちしてます😊💕
↓ ここより、俳句でぽん企画参加 ↓
歪月滴り落ちる黒珈琲(十六夜さん)
コポコポ..
心地よく流れていく音と、揺らめく炎。
慌ただしい毎日の中で、サイフォンでじっくり珈琲を淹れるのが唯一の安らぎの時間。音を立ててゆっくり注がれる黒い液体は、僕の中の黒い塊から抽出させていくかのようで、黒色よりさらに濃く光を帯びている。
この苦味と香しさを詰め込んだ真っ黒い液体を飲み込んで、僕はようやくいつもの僕になる。コーヒーの湯気が高く昇り、その先の窓には一面の鰯雲が広がっていた。
みすゞの詩音読する子鰯雲(てまりさん)
「朝焼小焼だ
大漁だ。
大羽鰮の
大漁だ」
小学生の娘が金子みすずの詩を口ずさんでいる。
宿題で音読をしているうちに覚えてしまったらしい。金子みすずには興味ないが、何度となく聞いているうちになんとなく僕もこの詩を好きになっていた。
「浜はまつりの
ようだけど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう」
楽しそうに、リズミカルに音読する娘は、鏡の前で長い髪を丁寧にブラシでとかしている。小学高学年ともなればオシャレに余念がない。もう妻の用意する可愛い服など着なくなってしまった。
「みんな、そんなの着てないから」
みんなが持っているから買う。みんなしてないからしない。みんな、みんな。みんな、っていったい何者なんだ?と考えると僕は少し可笑しくなってしまう。
しかしこの詩、娘の明るい声とは裏腹に、よく考えればそんなに明るい詩ではない。大量の鰯に喜ぶ漁師と、海の中ではその鰯たちの死を悲しむ仲間たち。この鰯雲たちがいつか消えた時も、空のどこかで悲しむ者たちがいるのだろうか。
そんなことを考えながらベランダに出ると、鰯雲はすっかりどこかへ行ってしまっていた。秋の雲は足が速い。代わりに一筋の雲がすっと伸びていた。
秋雲や大和飛鳥の長尾かな(緋夢灯さん)
それはまるで、大空を駆けていく鳥の軌跡のようで。いつかこの鳥に出会えたら、僕を乗せてどこまでも飛んでいってくれるだろうか?そんな夢を見てしまいそうに、鮮やかな青と白のコントラストが目に滲みた。
日々の仕事で押し潰され、ようやく解放された土曜日。家でまったり過ごそうと思っていたのに、僕はすっかりどこかへ遠くに出かけたくなってしまった。
振り向けば山粧ひし安達太良路(k_maruさん)
「ママ、早く早く!」
「ちょっと待ってて!もうっ、行くなら前の日に言ってくれればちゃんと準備しといたのに」
毎年紅葉狩りに行く安達太良山は、今がちょうど見頃のはずだ。智恵子抄にも出てくる「本当の空」を目指しながら、華やかな山の中を切り分けるように運転するのもまた心地良い。
僕の中の歪んだものはきっと、美しい秋の景色が吹き飛ばしてくれる。そうしたら、また月曜日が来てもきっと頑張れるのだから。
———
十六夜杯も終盤、時間の都合上で、お知らせと俳句でぽん参加記事まとめさせて頂きました┏○ ペコリ
今回は十六夜さんの黒珈琲の句を起点に選ばせてもらって、そこからいかに爽やかに展開させていくかという試みで、軽めに書いてみました。秋の句はしっとりが多いのでなかなかムズイ。。
🌟大切な句を使わせて頂いたみなさま、ありがとうございました😊💕
※もし不都合がありましたら遠慮なくお申し出ください。
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