【旬杯ストーリー・転】みんないっしょだよ
⭐️承
⭐️転
お母さんの実家には、
電車で2時間、バスで1時間、徒歩30分なんだって。
はりきって早起きして、リュックを背負って、
みんなで歌を唄いながら。
海が見えたー!
お母さん、海ってすごいね!
お父さん、海って青いね!
あっ、入道雲だ、おっきいね!
走って、走って、つまずいて、転んで。
でも、泣かない。
ぼくは妹と手をつないで、おばあちゃんちまでダッシュした。
「ねぇ、夜まで時間があるから、山にいこうよ」
とぼくがいうと、
「あたしは、海にいくのよ」
「父さんは家でのんびりしてるよ」
「私はちぃちゃんに付いてくわ。1人で海行かせられないし」
あれ?
バラバラかー。
まいっか。
ぼくは虫網を持って山に入った。
蝉やトンボ、バッタ、なんでも捕まえ放題。
今日の絵日記はこれで決まり!
あ、あれれ?
1人でたくさん虫を捕りました。
じゃつまらないなー。
まいっか。
日が暮れてきたから、かーえろ。
夕方になって、真っ赤なお日様が海の向こう側に落っこちそうになってた。見惚れて帰ってきたら、皆おばあちゃんちの家の前で大騒ぎになってた。
「お母さん、見なかった?」
「うん、山には来なかったよ」
あれれれ?
お母さん、どこに行っちゃったのかな。
せっかくみんなで遊びにきたのに。
夕日に染まる海がやたら綺麗で
なんだか泣きたくなっちゃって
…
ぼくはおねえちゃんに背中を向けて、砂浜に駆け出した。
走って、走って、つまずいて、転んで。
今度は起き上がれなかった。
・起ストーリー
・承ストーリー
🎆最終締切は7月21日です🎆
【承、転、結】
自由にストーリーを繋いでください📝
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初心者さん歓迎🔰
各部門おひとり1記事、3作品まで😊
「旬俳句」「旬短歌」「旬川柳」のタグをつけてね❣️締切は7月25日20時、皆さまのご参加を心よりお待ちしております(*_ _)ペコリ