SaaS開発の発注/外注/委託でおすすめのシステム会社/開発ベンダー6選
本記事では、SaaS開発の発注を検討している方向けに、SaaS開発でおすすめのシステム会社/開発ベンダーをご紹介いたします。
はじめに
SaaSとは「Software as a Service」の略称で、「サービスとしてのソフトウェア」を意味するクラウドサービスの一種です。
ここ数年、世の中のデジタル化やDX推進に伴い、ITスタートアップを中心としてSaaS事業が多数展開されており、急成長する企業が増えています。
引用:【2024年3月更新】上場SaaS KPI公表の全て|Next SaaS Media Primary | 運営 早船 明夫
また最近では、非IT企業も自社事業の1つとしてSaaS事業を展開するケースが増えており、その際にも、プロダクト開発を開発会社に委託するケースが増えています。
本記事では、そんなSaaS事業の展開に向けて、開発の発注を検討されている方に、おすすめの開発会社を紹介していきます。
株式会社ripla
プロダクト開発の上流である事業戦略やプロダクト戦略の支援から、下流のプロダクト開発までワンストップで支援しています。また、SaaS開発の実績が多いことが特徴です。
IT事業会社出身のBizDev、PdM、PM、デザイナー、エンジニアによる専門チームが、プロダクトの立ち上げから成長まで包括的に支援する「Product Lab」というサービスを展開しており、SaaSの立ち上げや開発支援の実績を多く持っています。
また、SaaSに必要な標準機能を詰め込んだ「SaaS Box」というパッケージサービスを展開しており、既に出来上がっているパッケージの上から開発することで、低コスト&短期間でSaaS事業のリリースをすることが可能です。ノーコードツールと比較しても、機能開発の拡張性があり、複雑性の高い機能開発にも対応することが可能です。
株式会社Sun Asterisk
事業立ち上げ初期のアイディア創出からプロダクト開発、リリース後の開発人材支援まで、ワンストップで提供していることが特徴です、
プロダクト開発支援では、エンジニア、UXデザイナー、ITコンサルタント、ビジネスコンサルタント、事業開発ディレクター、プロダクトオーナーなど、テック、デザイン、ビジネスの専門チームが、アイデア創出~ビジネスデザイン~プロトタイプ開発~本開発~グロースを包括的に支援する「クリエイティブ & エンジニアリング」というサービスを展開しています。
具体的には、プロトタイプ・MVP(Minimum Viable Product)開発支援に特化した「Short Project」「MVP開発ソリューション」や、開発グロースをスピーディに実現する「Boost(本開発)」、そして新規事業・DXを成功に導く包括的なコンサルティングを提供しています。
また、立ち上げ期・グロース期などの各フェーズに最適な採用戦略の策定や人材採用の実行支援をする「タレントプラットフォーム」も提供しています。
株式会社モンスターラボホールディングス
上流の事業戦略から下流の開発支援まで、プロダクト開発に関してワンストップで支援していることが特徴です。
プロダクト開発支援については、以下の4つの支援領域を展開しています。
・「事業戦略」:新規事業の創出や仮説検証・実証実験・海外進出に向けた計画などを伴走する
・「体験設計」:ブランド価値の明文化や、ユーザー体験を設計するUXデザイン、スムーズな操作を設計するUIデザインの作成などを支援する
・「開発」:先端テクノロジーに対応した高度なIT人材があらゆるプラットフォーム上での開発を支援する
・「成長基盤構築」:レガシーシステムのモダナイゼーションや業務・システム最適化支援、データをはじめとしたアセットを活かした既存事業の成長や新規事業の創出などを支援する
また、「オフショア拠点を活用したラボ型開発チーム」の提供もしており、安価な人件費だけでなく、国境の垣根を超えて、最先端技術を駆使できるIT技術者や多様な人材を見つけることができます。
株式会社メンバーズ
プロダクト開発支援に閉じず、デジタルマーケティング支援など、デジタルに関して多岐にわたる支援をしていることが特徴で、コンサルでも制作会社でもなく、高い専門スキルを持つデジタル人材がお客さまのチームの一員として、デジタル部門の内製化に取り組むことで、DX投資のROIを最大化しています。
具体的な支援領域としては、「AI導入・活用」「データ活用」「脱炭素DX」「内製化DX」「Webサイト運用・運営」「ユーザーエクスペリエンス」「アプリ開発・プロダクト開発」「マーケティングツール」「SNS」「インターネット広告/プロモーション」など多岐にわたります。
また支援する際には、エンジニアやデザイナー、プロジェクトマネージャーのもと、アジャイル開発・スクラム運用の考え方をもってアプリ・プロダクト開発を行います。
NOVEL株式会社
AI時代のインフラを作ることをミッションとしており、AIに関する自社プロダクトとクライアント支援を特徴としており、また、SaaSの開発実績もあります。
AIシステム開発・コンサルティング支援をおこなう「生成AIコンサルティング」では、基礎知識・事例のご共有から始まり、その後、投資対効果の高い業務を特定して、AIが適用できる領域の仮説を構築、最後に、AIの要件定義から開発までを実施しています。
また「Tech Unit」では、月額契約で貴社専属の開発チームをご用意し、継続的に開発・運用をしています。プロジェクトごとに強みを持つメンバーをアサインし、貴社のビジネスに貢献します。
株式会社 Wakka Inc.
デジタル領域での各種開発・コンサルティングサービスを展開しており、課題解決のための伴走支援として「ITコンサルティング」と「オフショア開発」を特徴としています。
「ITコンサルティング」の支援領域は多岐にわたり、以下のようなラインナップが存在します。
・「ラボ型開発」:国内外のエンジニアが専属チームとなって、開発に関するナレッジ・コスト・リソース課題を解決する
・「PoC/MVP開発」:事業化を目的としたプロトタイプ開発や、リーンスタートアップにおけるMVPを実行したい方に向けた
・「フルスクラッチEC開発」:定形のECパッケージシステムでは業務やサービスをカバーしきれなくなった大型のECシステム開発業務を得意とした
・「業務システム開発」:企業の基幹システムや業務システムを支援する
・「ヘッドレスCMS開発」:Webサイトの高速表示と自由な運用を実現する
・「フロントエンド開発」:モダン言語を使ったSPA開発やヘッドレスCMS開発といったシステムと連携するフロントエンド開発から、マーケティング要素をふまえたオウンドメディア開発などを支援する
また「オフショア開発」では、「ベトナム法人設立支援ラボ」というサービスも展開しており、お客様に開発チームを移管して、ベトナムの開発子会社としてグループ会社を設立可能です。
最後に
この記事では、SaaS開発でおすすめの開発会社を紹介してきました。
また実際に会社を選ぶ際には、「開発したいものの実現性」「開発にかかるコスト」「コミュニケーション上の進めやすさ」などの要素を踏まえて総合的に判断することが重要です。(※開発の外注先を選ぶポイントについて知りたい方は、以下の記事もご参考ください。)
安価な投資ではないため、まずは色々な会社に問い合わせてみて、各社の話を聞きながら慎重に発注先を選ぶことをオススメいたします。