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おさき農園 物語 12

物語11の続き〜

袋を掛けてしまうと次は収穫となります。

と、言いたいところですが、
房型改善の為、『玉直し』という作業を行います。

1.ねらい

シャインマスカットは果粒が細長い形状をしており、ピオーネ等の果粒が丸い形状の品種と比較して肩部に空きが出来やすく(=肩が巻きづらく)、房型不良が問題となっている。そこで、シャインマスカットの房づくりで重要とされている『玉直し』作業を取り入れた房づくりによる房型改善が必要である。
※『玉直し』とは満開4週間後頃に果粒を指やヘラを使って果粒を並び替える作業のこと。

実際に試験的にされた方のお話によると、
肩部の空き粒数が少なく、肩まで詰まった房となったとお聞きしました。

2.玉直しの注意点

玉直しの適期は、果粒がある程度肥大しており、かつ満開4〜6週間頃に限られる。
玉直しには労力がかかるため、中に入り込んだ果粒を外に出す程度や、一部の果房に限定する等徐々に取り入れるのが良い。

玉直しが分かる写真

私の場合、時間があればピオーネも玉直しをします。
ピオーネの場合、あまり触りすぎると粉が落ちてしまうので要注意。

これが終わると、後は糖度が上がるのを待ち収穫!

🌟特別編🌟

ぶどう栽培にとって大事な作業のひとつに、肥料があります。

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