おさき農園 物語 14
物語13の続き〜
色んな方に、
「ぶどう農家って収穫終わったら来年の芽が出るまで暇なんじゃない?」ってよく言われることがあります。
とんでもない!収穫が終わった直後から時期作が始まっているんです!
副梢管理や土壌改良等、来年の為にやらないといけない事が沢山あります。
🌟土づくり🌟
来年以降のブドウ栽培に向けて土壌環境を改善しましょう!
【良い土壌とは】
"作物の根が正常に伸長し、作物生産を持続できる土壌”
<物理性>
・土壌が膨軟で、粗孔隙が適当で、適度に保水性、通気性、排水性が保たれ
ている。
・地下水位が低く、作土が厚く、有効土層も厚い。
<化学性>
・土壌のphが各作物の好適範囲に保たれている。
→ぶどうの場合はph6.0〜7.0前後
・保肥力が大きく、養分の保持、緩衝能が高い。
・養分の過不足がなく、生育阻害物質がない。
<生物性>
・土壌窒素の循環が滞りなく進む。
・病害虫が少なく、有用微生物が多い。
🌟土壌改良🌟
・目的
土壌の物理性を改善し、根が伸長しやすい土壌環境を作る。
・時期
11月中旬頃まで(地温13度以上)
【部分深耕】
・排水条件等を考慮して決定する。
→排水不良園では条溝深耕が適する。(根の切りすぎに注意が必要)
・一度に多量の根を切らないように、数年計画で行う。
※根を切りすぎると樹勢の低下を招く恐れがあるため注意する。
・深耕時に切断した太い根はハサミで切り戻す。
・深耕後は乾燥しやすいため十分にかん水する。
※排水の悪いほ場では深耕部に水が滞まることがあるので注意する。
・改良資材の投入:土量の10〜15%程度の改良資材を混和して埋め戻す。
🌟ホーレーによる中耕🌟
・部分深耕よりも物理性改善の効果は劣るが、断根量が少ないのが特徴。
【作業手順】
①ホーレーを地面に突き刺す。
②ホーレーを前に倒し、隙間を作る。
③改良資材を蹴り込む。
④ ①〜③を30cm間隔で繰り返す。
✨ポイント✨
あらかじめ土壌改良資材を散布しておく。
☆私が1番おすすめする方法☆
この作業するのとしないのでは、全く違います!
効果が1番見やすいと思います!
それは❗❗❗❗
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