おさき農園 物語 13
物語12の続き〜
最終の玉直しも終わり待ちに待った収穫となります。
収穫時期は、糖度計を使用して判断していきます。(手持屈折計)
※青い部分にぶどうの汁を付けて、糖度を測る。
🌟品種別のやり方・ポイント🌟
【ピオーネの場合】
着色から40日を目安に収穫を考えております。
(着色の様子を見た上で収穫する)
ぶどうは、一般的に枝の先から熟していきます。
そのため、枝先から収穫をしていきましょう。
ですがピオーネの場合は、1つの木で糖度のバラツキはあまりないです。
(ピオーネは多少なり酸味があるぶどう)
気をつける点は、収穫時期が遅れてしまうと、病気が来たり、割れたり等どんどん房を悪くしてしまうので、これ以上色が濃くならないと思ったら早めに収穫していきましょう。
【シャインマスカットの場合】
シャインマスカットは、糖度18度を目安に収穫をします。
ピオーネ同様、基本的には枝の先から塾してきます。
ですが、1つの木で糖度にバラツキがあります。
糖度がきてる房の横の房は糖度が無かったり、同じ房でも粒によって糖度が無かったり、、、、
理想は、1房づつ糖度計を使って測りたいところですが、糖度を図る=粒を取る
ので、あまりしたくは無いです。
(房型を悪くしてしまうため)
改善策として、非破壊糖度計を考えていかなければならないかなと思っています。
非破壊糖度計とは、作物を傷めないで糖度を図ることが出来るものになります。
(直接、粒に当てて糖度を図ることが出来る)
そうすることで、作業の効率化はもちろん、糖度の保証ができます。
デメリットとしては、手持屈折計より、糖度が正確では無いかなと思うところと、値段が高いところです。大量に栽培されている方にはおすすめかなと思います。
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