おさき農園 物語 10
物語9の続き〜
房づくりのポイント
【ピオーネの場合】
①肩の位置決定
・開花までに決定する。(遅くてもジベレリン処理後すぐに実施)
・2〜3車が揃っている、車が横張りしていない、1車の粒数が5粒以上が理
想。
②果軸長の調整
・果軸が長い場合や先端が間延びしている場合は、原則として先端を切り縮める。
※果房先端を使った房作りが基本だが、肩の巻きを重視し、肩の切り下げはなるべく行わない。
③摘粒
・ジベレリン処理後1週間以内に1度目の摘粒を行う。
・摘粒が遅れると顆粒肥大不足に繋がる。
・肩の巻きを意識して、肩部の果粒は多めに残す。胴部分を中心に内向きの
粒や軸の短い粒、飛び出た粒、小粒、障害果等を取り除く。
【シャインマスカットの場合】
①肩の位置決定
・1回目ジベレリン処理後7日以内に決定する。
・遅れると先端の顆粒肥大が劣り、先端を使った房作りが難しくなるためな
るべく早めに実施する。
②果軸長の調整
・果軸長は肩の位置を決めた後も満開10〜15日後まで伸長する
・果軸の伸長が止まり、長さが判断出来るようになる満開10日後以降に8cm
程度に調節する。
③摘粒
・1回目摘粒時に最終に近い摘粒を行い、50粒程度とする。
・胴の部分を中心に小粒、内向き、傷や病害虫被害のある果粒を取り除く。
・小粒は残しても最終的に除くことになるため、優先して取り除く。
・肩の車は間引き過ぎず、5粒/車程度は確保する。
・肥大に応じて袋掛け前に仕上げ摘粒を行い、40〜45粒程度とする。
※狙うサイズや果粒肥大の程度に応じて果粒数を調節する。
✨️このことを踏まえた上で
私が思う大事なこと✨️
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?