見出し画像

僕が経験した2度の結婚の末路⑨

しばらくは同じようなやり取りが続きました。

私は離婚したいなら娘を渡せの一点張り。
M子は私は我慢したから私の要望すべてのめ。

不毛な争いを続けました。

一ヶ月の不毛な争いに終止符を打つ2つの出来事が。

私の方は実家にいた祖母からの言葉でした。
祖母「何があったかはわからん。でも、夫婦はいつだってくっついたり離れたりするもの。だから時間が解決するものもあるわけ。だから一ヶ月の家出をそろそろ終えて家に帰りなさい。娘はいつだってあなたと一緒がいいんだから。居づらくても娘の為に頑張ってみたらどう?」

祖母の言葉はいつだって的確なんです。
母よりも祖母はいつだって私達孫を見ていて節目にふとした瞬間に言葉をくれる人でした。
頭ぶん殴られた感覚でした。

M子も私も見ていたのは自分。
娘の事は二の次だと。
この言葉で私は帰る決心をしました。

2つ目は、M子の浮気相手の異動でした。

職場内で起きていた不倫を良しとしていた仲間内とアイツら最近なんかおかしいなと考える所長達とで分かれていたようでした。

良しとしていたと仲間内は良く集まり遊んでいたようです。(約5人ぐらいの仲間で不倫相手、F美もいたようです)

一方所長、副所長はこのままだと会社を巻き込む自体になりかねないと考えていたそう(所長に直接話を伺いました。)

そんなこんなで所長陣営は水面下で不倫相手の異動を画策していたようでした。

そして遂に異動が通達され3日で引っ越しをしろと会社より指示をしたそうです。
その距離は約50キロ

あの当時のM子は義父、義母に不倫している事は流石に言えない、そして遠距離は難しいと判断したのでしょう一緒についていくとかではなくお別れを選んだようでした。(これも後に当時の所長より聞きました。)

たまたまタイミングがあったようでお互いにしっかりやり直そうと話が進み家族の形を再形成することとなりました。(結局は生活費が必要だったからみたいですが…。)

ちなみに当時の私はよほどあほだったのでしょう。
凄く浮かれていました。(私は不倫されていてもM子を愛してる感情は消えませんでした)

仕事もタイミング良く環境が変わる事となり家族の流れとしては順調に進み始めました。

このあと一年は何もなくお互いに家族としての再構築を頑張っていました。

しかし、この後私の職場の一人の女性の登場で家族の形が再び崩れかけるとはこの時の私は知る由もありませんでした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?