子どもの頃
まずは子ども時代の振り返りから。
私は、家業を営む曽祖母、祖父母、母、公務員として働く父、ほどほどに歳の離れた妹と共に、大学生になるまで地元で過ごしてきました。
母、妹と同じ隣町の幼稚園に通い、学区の関係から地元の小学校へ進学、ここでまず大きな壁にぶつかりました。
幼稚園では、母が通っていた当時から勤めてらっしゃる先生方に見守られ、地元に長く暮らす方、転勤族の方など、様々なバックグラウンドをもつ家庭の友だちと仲良くなることができました。
小さなちゃぶ台を出して友だちと母手製のロールキャベツを食べたこと、母が友の会(羽仁もと子創刊の雑誌「婦人之友」の愛読者によって生まれた団体)に入っており、知らない大人・子どもに混ざって味噌作りやコースター作りをしたことが、ワクワクした経験として心に残っています。
小学校では、自分だけが違う町の幼稚園出身であったこと、同じ保育園・幼稚園同士で親同士のコミュニティが出来上がっていたことも大きかったのでしょう。同学年の友人は一人もできず、毎日スクールバスの中で親に買ってもらったお気に入りのランドセルを蹴られ、悔しく辛い日々を過ごしました。
ただ、縦割り班や、少し遅れて入ってきた天真爛漫な妹のおかげで、違う学年の友人はたくさんでき、それが心の支えになっていました。
長くなるので、次回に続きます。
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