3ヶ月の勉強で大学受験に合格した私の勉強法

こんにちは！メルカリ大家イリームです！

これは私が模試でE判定だった私立大学に、3ヶ月の勉強で合格した話だ。

私は進学校の愛知県立高蔵寺高校に入学したにも関わらず、部活に明け暮れて過ごしてしまったのだ。

この学校の生徒は詐欺師の集団で、皆テスト前には「ヤバいよ〜。昨日寝ちゃって全然勉強してない！」とか、「世界史はノー勉で受ける！」とか言っているクセに、本当に勉強していないのは私だけなのだ。

入学した時は成績上位だったのに、3年の9月にはドベ2だ。

学年で赤点（30点以下）を複数獲得した者のみが、普段は使われていない3-Cの教室に呼び出される。

選び抜かれた精鋭10名ほどが同じ様に赤紙により徴兵されている。

ちなみにこの精鋭の中から自分と同じドベ２を見つけたので、ドベであった。

学年の主任が教壇に立ち「ここに呼び出されたのは非常にマズい。大学受験どころか卒業すら危ぶまれる状況だ。」と告げた。

それから２週間ほど、普段の授業の後にこの特攻隊（特別赤点攻撃部隊）は追試験で赤点を撃破すべく、3-C教室で勉強する事になった。

私は数学、物理、生物、世界史が赤点だ。

数学は展開とか因数分解、二次関数までなら分かるが、三次関数とかサイン、コサイン、タンジェントなどはもはや呪文にしか聞こえない。

これは特攻隊員の中にステイタスを数学に全振りしているヒロミちゃんがいたので、教えて貰った。

物理に至っては受験にも使わないので全くやる気がしない。

生物は覚える事が多すぎる。

世界史も全く分からない。日本史だったらまだ日本だけで良かったのに、なぜ私は世界史を選んでしまったんだ。

中国だけでも

夏・殷・周・春秋・戦国・秦・前漢・新・後漢・三国・晋・南北朝・隋・唐・五代・宋・元・明・清・中華民国・中華人民共和国

と、国名も国境も変わる。

オリエント（アッシリア、アケメネス朝ペルシア、スパルタ、ヒッタイト等）に至っては、国名か人名かすら分からない未開の地である。

どうしてインド航路を発見したバスコ=ダ=ガマや、古代ローマ帝国五賢帝の一人マルクス=アウレリウス=アントニヌス帝は間に点・じゃなくてイコール=が入るんだろう、とか、ダイアモンド⭐︎ユカイの間の星は白抜き⭐︎だったか黒塗り★だったかとか、そうなるとかつみ♡さゆりのハートはどうだったろうとか、どうでもいい事が気になり始めてしまう。

さらに世界史は１つの国の歴史だけでなく横の繋がりも必要で、日本で米騒動が起こったと同時期に、世界の国々はどうだったか等の問題も出る。

ちなみに歴史は千年以上あるので、20〜30年は誤差とみなされ同時期扱いとなる。

とにかくこの特攻作戦においては、先生たちも留年されては堪らないので、うっかり追試験に出る問題をバラしてしまうなどの特殊工作を行い、何とか全員目標を撃破したのであった。

留年は免れたがここからが本題だ。大学受験をどうするかという問題だ。

上記のような状態だから、模試の結果は軒並みE判定だ。

当然、国公立大学（9科目必須）は諦めているが、私立大学の文系（英・国・社）も危うい。

この時にちょうどドラゴン桜という落ちこぼれの学生が東大を目指すというドラマがやっていた。

その中で「東大の英作文は減点方式だから、簡単な英文でも間違えずに書ければ良い。」という様な事を言っていて、なるほどなと思った。

まずは敵を知らなければ！

私は色々な大学のパンフレットを取り寄せて、受験の採点方式を調べた。

すると、同じセンター試験であっても各大学の採点のしかたが違う事が分かった。

例えば、南山大学は英語に力を入れている学校なので、英語の点数を2倍にし、その他の教科はそのまま採点する。（現在は違うかもしれない）

当時私が目を付けたのは中京大学の採点方式だった。

英語はリーディング200点満点を半分にし、リスニング50点満点を倍にして、合わせて200点満点にする。

国語は現代文か古典・漢文の得点の高い方だけを見る。

社会は世界史と日本史以外にも、倫理や公民、政治経済などの試験でも良い。

理科も生物、化学、物理ではなく理科総合でも良い。

これを見て私の受験科目が決まった。

もう生物と世界史とはおさらばだ！