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小説風「雨の中」

(600文字 読了2分)

 雨はガンガン降っている。
まるで、洗車場にいるようだ。

 私はまだ暗いベランダに出て、煙草を吸う。

 今日と明日は予定がある。
そう思い出しながら、休日に何も入っていない喜びもあるが、何か入っている喜びもある。

 しかし、全ては雨の中。
今日は雨が降り続くのだろうか。

 ふっと壁を見ると、蜘蛛。
雨から逃げてここにきている。
私も雨から逃げるように、煙草をふかしている。
一緒だな、私はそう思った。

 絵空事を書いている時分は、忘れるような気もしている。腹筋をする必要もある。

 健康診断で、私の体重は去年からよりも3Kg増えた。一時期、50kg近くだったのだか、だいぶ太った。体脂肪率も10%のところが15%になってしまった。
 私の中では、危機的状況である。そろそろ動かねば、まん丸になってしまう、そう感じて部屋に入った。

 見上げても雨だから。

 さあ、今日は1日雨なのか。調べながら、小説を書きたいと思った。

 雨だった。
雨の心斎橋、めんどくさい。
 お昼から飲みに行くのだが、雨が嫌だ。

 私はいつから雨が嫌いになったんだろう。
空っぽになった煙草の箱を、右手で捻り潰して、ゴミ箱へポーイ。
 私の心も左手で握りつぶしてゴミ箱へポーイ。

 コンタクトレンズを付ける。
お風呂入りたい。

でも、まずは

 さあ、煙草を買いに行こう。
ついでに、吉野家で朝牛セットも食べよう。
恵の雨、冬に向かう雨とともに。

 雨はガンガン降っている。
まるで、地球を洗い流すかのように。


あとがき

 雨、うざい。
ぴょ🥺

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