
【梅棒見てきた】サンタクロースたちが愛おしかった日
今日は突発で梅棒へ。
梅棒というのは「ストーリーの有る演劇的な世界観をジャズダンスとJ-POPで創り上げる、男だらけのエンタテインメント集団!!」のこと。
私と梅棒の出会いはちょうど1年前の冬。梅棒 17th Mystery『花婿は迷探偵 -THE FINAL-』に友人の推しが出演するということで、付き合いで見に行ったのが最初だった。
前情報無しで特に期待せず見に行ったら、頭を殴られた位の物凄い衝撃で、2023年に観に行ったあらゆるエンタメの中で一番素晴らしかったと心から思ったのだ。
夏は観に行けなかったので人生2度目の梅棒。昨年に引き続き、1年間で摂取した全エンタメを上回る衝撃と感動を受け取ってきた。オタク特有のクソデカ主語で言えば「全人類見てほしい」タイプのエンタメであることは間違いないのだが、何がどう良いのかを言語化するのがすごく難しい。
見たことのない人に対してはそもそも何なのかの説明も難しい。お芝居ではない。ミュージカルでもない。ダンスショーでもない。梅棒は梅棒なのだ。耳馴染みのあるJ-POP曲に乗せて、セリフなしでストーリーが進行していく。いろんなジャンルの曲が並んでいるが、毎度歌詞がシーンにマッチしているのがすばらしい。シナリオと歌とダンスがパズルのようにカッチリと組み上がっていて、これどこからどうやって作ったんだろうと考えさせられる。これ作れる人天才じゃん…
華やかなダンスパフォーマンス、ゲラゲラ笑ったりボロボロ泣けるシナリオ(しかもちゃんとわかりやすい←大事)、ノレる選曲、とにかく中毒性が高くて終わるとすぐにまた見たい!となる。J-POPいろいろ使っているから著作権の関係だろうが配信や映像もなく、見たければ劇場に脚を運ぶしかないのだ。劇場でしか見れない、梅棒による梅棒というコンテンツ。固定ファンがしっかりついているのも頷ける。私も固定ファンになりたい。
今回の作品はサンタクロースがモチーフ、なんだけど開幕早々漂う少年ジャンプ感。まだ公演は続くのでネタバレは避けるが記念写真がエモい!30年前と30年後がエモい!あと個人的には今回の多和田くんのビジュが…良すぎた…。クライマックスが二段階あるのだが、一段回目ですでにボロボロ泣いていたのが更にそこからの…というところでもう涙腺崩壊しまくって大変でした。なんかこう、ボロボロ泣けると心のデトックスになるよね…なんであんなに泣けたんだろう。セリフないのにね。そう、セリフないのに歌とダンス(&動き)があれば感情移入ってできるんですよすご!
見終わった後は、雨上がりの空のようななんとも清々しい気持ちになりました。クリスマスだなあ…
一人だなあ…
お一人様だけど良い休日を過ごせたので満足!
40歳まであと95日!