ニューヨークのコメディ業界の中で 3人のお気に入りコメディアンがいる 別に、世に出ている超有名人というわけではない しかし毎回、出番を聞いては追っかけてしまう 彼らのショーに願うことはひとつ ウケないショーを見たい ショーがスベりやすい重い客であってほしい 通常のコメディアンに期待するのはウケだが、彼らのウケるショーは飽きるほど見ている 彼らのジョークを爆笑BGMと唄えてしまうほど毎回ウケて仕方ない 逆を見たい コメディアンたるもの、ウケることを望まれてい
まさかエイミーが売れるとは 同期は誰も予想していなかった それくらい特徴のない、普通の女の子だった コメディの世界に普通の女の子がいること自体、かなり異常なのだが それにしても面影はない 見事に、おばさんコメディアンヌに仕上げられてしまった 最初に組んだエージェンシーと仲違い、その後もいろいろ方向性を探った結果 途中からは一種のプロジェクトとして 今のおばさん系に落ち着いたのだろう 彼女にぴったりのスタイルだと思う なぜなら本来エイミーはオバサンっ気は全く
「スタンダップコメディとは?」 と最近、聞かれることがある 25年前にニューヨークに行った時には既にあった スタンダップコメディを こうゆうものだと定義する機会もなしに 今まで続けてきた 知らない日本人に説明するのが面倒で、仕事は? 学生です と言っていた 言葉で説明するのはなかなか骨が折れるスタンダップコメディ 2006年にYoutubeで画像の手段が出てきて ずいぶん伝えれるようになって助かったが それでも、学生です という期間はその後も続いた
最近、日本人から 「スタンダップコメディが分からなかった」 「スタンダップコメディがイマイチだった」 と言われる どうやら、Netflixで初めてスタンダップコメディを見たようで その率直な感想が「スタンダップコメディで笑えなかった」というもの 理由はカンタン スタンダップコメディは面白くない お前が言うなって感じでしょうが、 ニューヨークで25年、プロとしてやっていても全く同じ感覚です 日本人は薄々気づいているでしょうが スタンダップコメディはつまらない