香りの本棚*ふれるかおる 1 ・2
タイトル:ふれるかおる
著者:SHIHO
出版社:白泉社
人並み外れた嗅覚を持つ調香師・九条くんと、古書店主の甘楽(つづら)さんの同級生がひょんなことで、再会して始まる恋模様です。
もともと電子雑誌で連載されていたものが、紙でも出版されたということのようですが、紙になったのは2巻までで、その後は紙にはならなさそうなので、続きはKindleで読みました。まだ完結はしていません。
割とゆっくりした展開で、何となくほんわかした感じもあり、激情ではなく、少し離れたところからの目線が穏やかでいいなぁと思っています。
表紙などの着彩から影響を受けているのかもしれませんが、透明感みたいなものも感じます。
絶対音感を持っている友人が、全部がその音に聞こえてつまらないという感じのことを言ったのをかつて聞いたことがありますが、嗅覚が良くて、香りを嗅いだときに、構成要素が分かるようだと、イメージなどと結び付かずに感情が動かされることはないのかなー。それはそれで残念な感じもしますね。
嗅覚は生命に直結している感覚でありながら、研究が意外とされておらず、分からないところも多いので、物語の題材になりやすいのかなと思ったりもします。
そして、本日11月3日はAEAJ(日本アロマ環境協会)が2002年に制定した「アロマの日」だったりもします。
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