『The Reunion』感想〜また会う約束をありがとう〜
先日、8月13日(火)、14日(水)の2日間で、『The Reuinon』というコンサートに行きました。
とても素晴らしかったので、その思い出を少しでも形に残しておきたく、書き綴りたいと思います。
このコンサート、世界的ミュージカルスター、Ramin Karimlooさんがプロデュース等にも関わり、自身と繋がりのある日本国内外のミュージカルス
ター達を集めて、日本での再会を実現する、という趣旨のコンサートです。
↑公式HP
Raminさん、『オペラ座の怪人 25周年記念コンサート』でのファントム役、『ラブ・ネバー・ダイ』初演ファントム役、ブロードウェイでの『レ・ミゼラブル』ジャン・ヴァルジャン役などが有名な、言わずもがなの大!スター!な訳ですが。
初来日以降、日本のミュージカル俳優たちとの交友関係や、日本のファンをとても大事にしてくださっているんですね。
そのため、コロナ禍前は、毎年のように(一時期は半年に1回ペースになっている時期も!)来日してコンサートやミュージカルを届けてくださっていました。
私は2013年の4STARSという公演で、初めてラミンさんを拝見して、あまりの歌声の素晴らしさに衝撃を受け、一瞬で虜になってしまい、以来、ラミンさんが来日する度に公演に通っていました。
それが、コロナ禍による公演中止や渡航制限等により、日本での公演は中々実現しなくなってしまい、実に!3年ぶりのラミンさんの来日!!
ということで、私はもう、この公演の開催の告知を見た時にはリアルに泣き崩れるほど嬉しくて(職場のトイレで1人号泣していた人間)、公演を観に行く日まで、この公演をとても心待ちにしていました。
そして迎えた公演当日。
もうね…。
すっっっっっばらしかった!!!!!
何と言いますか…。
もちろん、日本・世界のトップスター達の歌声、そして念願のラミンさんの歌声も素晴らしくて、音の響きに圧倒されたり、心地よさに包まれたり、心の内側から楽しさが湧き上がってきたり…。
キャストの皆様のパフォーマンスを堪能させていただいたのは言わずもがななのですが…!!!
何よりも私が感動してしまったのがですね…。
この公演、
めっちゃくちゃ!!!
ラミンさんからの愛のメッセージだった!!!!!!!!
もう本当にすごかったんですよ…。
公演全部から、ラミンさんから日本のファンへの愛が伝わってきました。
こんなにも愛に包まれて、それを感じ取ることができるってある!?!?!?
私は何よりもその、ラミンさんという人間の愛の大きさ、それを公演で伝えてくれる真っすぐな心の温かさに、ラミンさんが大好きだという感情がこれまで以上に高まり、また、こんなにもラミンさんが日本と日本のファンを大事にしてくれているのだということに対する幸福感でいっぱいになりました。
そんな素敵な公演の思い出を少しでも残しておきたいので、拙いながらレポのようなものを書いてみます。
キャストさん達への感想
本当はすべての楽曲に対して事細かに感想を記したいのですが、あまりに長くなりそうなので、各キャストさん方について、特に印象に残った部分を書き記したいと思います。
Amelia Miloさん
う、歌姫~~~!!!
クリスティーヌがいた…。
何よりも素敵…!となったのが、歌声の音域や色の幅の広さ…!
『Think of Me』では鈴の鳴るような透き通る高音が心地良く、『Into the Unknown』では少女らしさと力強さの緩急が素晴らしくて、エルサが実際にいたらこんな感じだろうな…!と思わせる説得力に溢れていました。
ラストの“Into the unkno~~~wn♪”の声の伸びが気持ち良すぎて圧倒されました!
錚々たるキャスト達のコーラスをバックに堂々と歌い上げ、高らかに響くアメリアエルサの力強い歌声が今でも心に響いています。
新妻聖子さんとの『For Good』のデュエットもとても感動的でした。歌声はもちろんですが、アメリアさんと新妻さんが互いにリスペクトし合っているのが、視線や醸し出す空気からひしひしと伝わってきて、とても暖かい空間が生まれていました。
まさに『For Good』の歌詞そのものの空間だ…と感じて、涙がこみ上げました。
そしてやっぱり『All I Ask of You』!最高でした~~~!
2幕最初が『Into the Unknown』で、パワフルな歌声も素敵!と歌声の幅広さに圧倒されていたのですが、ラストに再びクリスティーヌの歌声を聞いてしまうと、やはり高音が美しい~~~!と心を持っていかれました。
恋する乙女の空気もとても可愛らしくて、もうもう!幸せになるんだよ!と完全にクリスティーヌとラウルの恋路を応援してしまいました。笑
アメリアクリスティーヌが可愛すぎる!!
Bradley Jadenさん
この方に関しては、シンプルに、衝撃!!の一言!!!
これに尽きます。
実は今回のキャストさん達の歌声の中で、私が今回1番衝撃を受けたのがブラッドリーさんでした。
何っっっだあの爆音ボイスは!!!
大好きです!!!!!
何て言うんでしょう、脳というか、心の内側に直接歌声が響いて、内側からパーンと爆発するみたいに響く声と言いますか…(伝わる?)
とにかく心に直接響いて、全身がビリビリ震えて気持ち良い~~!!となる感覚で、この感覚久しぶりだ~!!世界のトップスターの歌を生で聴く醍醐味~~!!!と堪能させていただきました。最高。
初っ端でラミンさんの歌う『Man of La Mancha』に途中から登場し、歌い出した瞬間に「何だこの方は…!!」と衝撃を受けました。
声量、音圧、すご…。ここまでの方って中々いないと思います…。何というか、初めてラミンさんを観た時の衝撃を思い出してしまいました。
それでいて、『Stars』では深くて品を感じる歌声…なのに苦悩を歌い上げる時にはまた心に直接響く感情の爆発…。
『Stars』大好きなので、ブラッドリーさんの『Stars』を聴くことができてとても幸せです。
もう、私どうして今までこんなすごい方を知らずにいたのだろう!!
ブラッドリーさんの『Stars』を聴いたら、この歌を『レ・ミゼラブル』を通しで観る中で聴きたい!!という気持ちが強く芽生えました。
そうしたら、この方、『レ・ミゼラブル』ワールドツアーのジャベール役の方だったのですね!!
なるほどそんな凄い方だったのか…!納得…知らずに堪能してしまうなんて何て贅沢…。
えっワールドツアー、日本に来る時のジャベール役、ブラッドリーさんであってほしい…!!
今回のこの公演へのキャスティング、もう布石ですよね…?違う…?
私は布石だと思っています、ブラッドリーさんのジャベールをぜひとも通しで観たい!!
よろしくお願いいたします!!!!!
新妻聖子さん
言わずもがなの日本を代表する歌姫!!
大好きです!!!
私は新妻さんのことが大好きなので、ソロコンサートや、彼女の出演するミュージカルもよく観に行っています。
今回は、3月のボディガード以来のお久しぶりの新妻さん😊と思って、1番親近感を感じるキャストさんなのですが。
や~~~!もう、この方、やっぱり本当にすごすぎますよ!!
日本に新妻聖子あり!!という感じで…。
世界のトップスター達に対してね、ね、日本の歌姫新妻さん、すごいでしょ?と、謎の目線で誇らしい気持ちになりました。笑
どれも良かったですが、特に印象に残ったのは『Into the Unknown』の “The Voice”。
素晴らしすぎました。え~~~あの人智を超越した神秘的な高音の歌声、生身の人間がホール中に響く声量で歌えるものなんだ…。
新妻さんの“The Voice”も、脳や心に直撃!!という心地よさがありました。
それに負けないアメリアエルサの “意志!!” って感じの力強い歌声とのハーモニーも素晴らしかったです。
後半の新妻さん、怒涛の畳みかけに全身がゾクゾクしました。最高。
新妻聖子半端ない…!!という快感。
それから、もう1つ外せないのが、ラミンさんとのデュエット、『Last Night of the World』ですね…。
もう、もうもう!とってもロマンティックでした。ラミンさんと新妻さんの歌声、醸し出す空気にメロメロに溶かされました。
ラミンクリスにときめいて弾む聖子キムの歌声、聴いているこちらまで幸福感に満たされました。
“I‘ll go with you”の多幸感、本当に舞い上がっているのが伝わってきて、感情移入してしまいますねぇ。
ラミンさんと新妻さん、声の相性良いな~!!と思って聴いていました。ハーモニーが美しい。
ラミンさんが何度も「聖子の声が素晴らしい」と仰っていて、分かる…ラミンさんにも認められる歌声…と、やっぱり謎の目線で誇らしく思ってしまいました。笑
城田優さん
城田さん~!ラミンさんのBrother!♡♡
この方のことも、私は2013年の『4STARS』で好きになりました。
『4STARS』に対する取り組み方やそこに込められた想いに触れて、この方は、音楽や、人に対して、とても真摯で誠実な方だなと感じたので、それ以来とても好きな方です。
で!ラミンさんも、本当に城田さんのこと大好きなんだな~!と、今回改めて実感しました。
ラミンさんと城田さんの2人の間に流れる信頼関係や暖かい絆がこちらまで伝わってきました。
『Muddy Water』がとても楽しくて、聴きながらノッてしまいましたし、『Worlds Apart』は2人の声がとても優しくて、愛に包まれてい
る心地でした。
城田さんの歌声は、甘くて優しくて、心癒される歌声です。
でも1番印象に残ったのは、やっぱり『Die Schatten Werden Langer』…『闇が広がる』ですね…。日本語でのパフォーマンスです。
ラミンさんとのデュエット。もう、この曲、2人の歌声が魂のぶつかり合い!という感じで、こちらまで全身が熱くなるような熱量でした。
城田さん、私の中ではもう、殿堂入りのトート!のイメージが強いのですが、ルドルフのパートを歌うと、ルドルフぴったり!!と思わせられるから素晴らしいです。
「友達を忘れはしない 僕は今 不安で壊れそうだ」のところ、本当に不安で孤独で頼りなげな感じが歌声に反映されているのがうますぎて、
ル…ルドルフいるじゃん…と思わされました。
役に入り込んだパフォーマンス、大好きなので堪りません。
城田さんの凄みを感じました。
それから、城田さんが作詞作曲された『Love&Peace』という曲、初めて聴きましたが、歌詞も曲調も優しくて、愛に包まれて癒される、とても良い曲でした。
このコンサートで初めて聴けたというのも、私にとっては素敵な出会いで嬉しかったです。
Earl Carpenterさん
言わずと知れた大スター!
『オペラ座の怪人』のファントムや『レ・ミゼラブル』のジャベールで有名なお方で、キャリア的には今回のメンバーで一番のベテランさん…と認識しているのですが。
まあ~めっちゃくちゃピエロの役回りを引き受けますね…。
最初ちょっとびっくりしてしまいました…が、ラミンさんとの信頼関係と長い付き合いがあってこその演出なんだな…と分かってからは、次何してくれるのかな…とワクワクしながら楽しませてもらいました。笑
そしてそして、トークパートでは完全にいじられ役の面白いおじさんの役回りをこなしているのに、いざ歌い出すと一瞬で場を支配するので圧巻。
ちょっと別格のオーラを放っていました。
特に印象に残ったのは、私は断然『The Confrontation』!!
もうね、私、この曲、このシーン、大好きなんです。
『レ・ミゼラブル』のヴァルジャンとジャベールが対峙して互いの信念と主張がぶつかり合う『対決』のシーン。
曲が始まる前、ラミンさんがずっとアールさんのこといじっていて、「知らない人です、初めまして」と初めましてごっこを始めて、それに振り回されるアールさん。
というコント状態だったのが、歌い始める直前に2人とも、すっと役に入り込む一瞬があって、入り込んだが最後、曲が始まる時には、2人とも完全にヴァルジャンとジャベールになっているんです。
何というか、え、ヴァルジャンとジャベールが降りてきた!?というくらいの豹変ぶりで。
もう私、こういうプロの成せる業、大好きです…!!
アールジャベールは、もう、私の思い描くジャベールそのもの!!という感じで。
厳格で、融通が利かなくて、自分の信念に真っすぐで、強い意志を持った人。
そんなジャベールの、容赦ない追及の歌声、聴き入ってしました。
本当に素晴らしすぎて、一瞬たりとも聴き逃したくなくて、食い入るように真剣に聴きました。笑
『The Confrontation』、あの1曲だけで、ミュージカル1本観たかのような満足感と没入感を得られました。あれは本当にもはや舞台の1幕以外の何物でもなかった。
いや、あの…。
直前までコントしてましたよね???
それからやはり、『Music of the Night』も外せません。
ただひたすら、美しかった~~~!!!!!
夢心地とはああいうことを言うのでしょうね。
あの歌声に委ねられて、五感のすべてがアールさんの歌声だけに研ぎ澄まされて包み込まれる、幸福な没入感を味わいました。
ラストの “Help me make the music of the night.” の “Nigh~~~t.” の伸びやかな歌声、魂がぽわ~っと飛び出たかのように美しくて、この音が永遠に続けばいいのに、と思いました。
Ramin Karimlooさん
I love you so much from the bottom of my heart !!!!!!!!
もう、まず何より、これに尽きます…。
本当に本当にありがとうございます。大好きです。
ラミンさ~~~~~ん!!!!!
うう…思い出すだけで泣きそう…。(情緒)
大好きです。
何ですかね…もう、言葉から、態度から、歌声から、そしてコンサートそのものから、ひしひしと、ラミンさんの愛が伝わってきました。
えっすごいよ本当に…。本当に本当に、心から日本と日本のファンを愛してくれていて、いつも日本大好き、また来たいと言ってくださっていることが、嘘偽りのない心からの言葉なのだと、肌に触れて実感しました。
長い時間が空いて、日本でのコンサートは予定していたものがコロナ禍で何度も中止になって、私はもう、ラミンさんの心が日本から離れていてもおかしくないと覚悟している部分があったので…。
そんな風に思った自分が恥ずかしいくらい、真摯に、誠実に、ありったけの愛を伝えてくださいました。
伝わってきました、ばっちり受け取りました。日本のファンがラミンさんを愛しているのと同じくらい、ラミンさんも日本のファンを愛してくれている。
お…同じ気持ちだったんだね……、と本気でそう思うくらい、本当に愛に溢れていました。
客席に向かって「本当は一人一人にお礼を言いたい」と言って一人ずつ指さして、「本当に全員に伝えたいけれど時間が足りないね」と仰ったラミンさんに泣きました。
伝わってるよおおおおお。(情緒)
ラミンさんからの愛に泣いた話はまた後程させていただくことにして、歌声の感想をば…。
え…どうしよう…全部良かった…どれも良かった…。特にというものを選ぶのが難しい…。
まず冒頭の『Man of La Mancha』で、ラミンさんの声だ~~~~~!!!!!と思って、興奮で震えました。
待ちに待っていた、ラミンさんの歌声だ……って、それだけで、泣きそうになって。
何というかもう、私、ラミンさん大好きなんだね。(何を今更)
ブラッドリーさん、新妻さん、城田さん、アールさんと、それぞれデュエットがあって、どれも素晴らしくて、じゅ、需要を分かってくださっている…!ラミンさんの歌を堪能したいんだって、分かってくださっている…!という気持ちになりました。それぞれとの友好な関係や、互いにリスペクトし合う関係が伝わってきたことも暖かい気持ちになりました。
ラミンさん、人との関係をとても大事にしている方ですよね…って、そういうのも全部、コンサートの構成にも、キャストの皆さんが歌う姿にも反映されていて、心の真ん中に熱く伝わってきました。
アメリアさんとだけデュエットがなかったのは残念でしたが…。Phantom of the Opera…。聴きたかった…。
えへへ、でもきっと、これからまた聴ける機会もあるんじゃないかな、と、そんな風にも思っています。ラミンさんからの愛をばっちり受け取った私は、そう思える。
本当に、感想を絞るのが難しいのですが、特に印象に残ったのは、やっぱりアールさんとの『The Confrontation』、新妻さんとの『Last Night of the World』、それから城田さんとの『Muddy Water』、そして何と言っても外せない『Till I Hear You Sing』。(ありすぎ)
まず『The Confrontation』は、先にも記したとおり、本当にミュージカルの1幕で。アールジャベールもジャベールそのものだったけれど、ラミンヴァルジャンもヴァルジャンそのものだった!!
あのですね!!私、「話を聞いてくれ」と懇願するラミンさんの演技と歌声が大好き!!
(ニッチすぎる…。『Jesus Christ Superstar』のラミンさんのユダが忘れられなくてですね…。あのコンサート(と言いつつもう完全にミュージカルでしかなかった)はいまだに私の中の観劇体験で圧倒的な頂点に君臨しております…。また観たい…。)
な、ものですから!ラミンさんが”Before you say another word”って歌い出した瞬間、あの懇願する響きの必死さの伝わる高音に、これ~!!これ〜~!!私の聴きたかったラミンさん!!!と大興奮してしまいした。(ちょっとやっぱりラミンさんに対してだけ楽しみ方が明らかにおかしい。)
ラミンさんの、力強い音圧で突き抜けるような高音が飛び出す歌声が大好きなのですが、『The Confrontation』はそんな私の大好きな歌声を堪
能できる曲で最高でした。
アールジャベールとのお互い1歩も譲らない攻防も堪りません…。1歩も譲らないパフォーマンスが、1歩も譲らない信念と重なって、うん…やっぱりヴァルジャンとジャベールそのものだった。
世界最高峰の『The Confrontation』を観てしまったわよね…と思い出すだけで幸福感でにんまりしてしまう自分がいます。
本当に、もう一度言いますが、舞台1本観たくらいに、そのパフォーマンスとエネルギーに圧倒されました。
『Last Night of the World』。一方のこちらは、メロメロに甘~~~いラミンクリス。
いや、正直、あんなの、溶けますって…。とろとろですよ…。会場全体がロマンティックな空気に包まれて、とても幸福な時間が流れていました。
ラミンさんの、最高に甘い歌声。もちろんこちらも大好物ですよ…。
歌い出した瞬間から、愛と幸福感に包まれました。
愛情が伝わってくる、どこまでも優しくて甘い声。いや、あんな声で”I will take you”って歌われたらもう、そりゃ聖子キムも声が弾んでしまう。
ずっるいな~~~こうしてクリスは幼気なキムの心をがっつり掴んじゃったんだな…説得力がすごい。
何よりサビの2人の歌声のハーモニーが美しすぎて、今思い出してもときめいてしまう夢の時間でした。
ラミンさんの優しくて甘い歌声、大好き…!!!溶ける。
今でも1番鮮明に思い出して浸ってしまうのはこの曲です。
『Muddy Water』。私、こういうテイストの、リズミカルな曲調の歌を歌うラミンさん、大好きなんです。
何というんでしょう、身体から音楽が溢れ出すというか、彼自身が音楽そのものというか、音楽をまとっているというか…。
言わずもがなめちゃくちゃ、めちゃくちゃ歌がうまいので、音が完璧にバチコーン!とハマってそれが一切乱れず軽~い感じでリズミカルに奏でられるのが大好きなんですよ…。
ラミンさんが歌うこういう曲調の曲、楽しくて楽しくて、こちらまで身体の内側から音楽が溢れ出して踊り出したくなったり、自然と笑みが零れたりするんです。
この曲も、城田さんと一緒に歌っているのも楽しいというのもきっとあって、ラミンさん自身もとても楽しそうに歌ってくださったので、私も自然とニコニコふわふわして、楽しくて仕方がなかったのが印象に残っています。
『Till I Hear You Sing』。
最後に、この曲だけは外せませんね。
ソロ曲のラストがこの曲でしたが、それまでラミンヴァルジャンやラミンクリスに圧倒されたりメロメロにされたりしていたのに、やっぱり最後にこれを歌われたら、ラミンファントムにすべてを持っていかれてしまうんですよ…。
深くて甘くて力強くて愛情深くて切実で…ラミンさんのすべてが詰まっているというか…ラミン・カリムルーのすべてを堪能できるというか…
1曲で、深い声も、甘い声も、魂が癒される高音も、全身を圧倒する爆音も、全部を堪能できてしまう曲…。
ああ…ラミンさんの歌を聴いている…と、ラストにして、しみじみと再度実感させてくれる曲でした。
またラミンさんの歌うこの曲を、生で聴くことができて本当に嬉しい。
この曲、ラミンさんが歌うために作られたんだよな~~~、と思うと、アンドリュー・ロイド・ウェーバー御大って本当に稀代の天才だな!?と、そんなことまでしみじみ思ってしまいました。
最後にこの曲で、ラミンさんの歌を堪能できて幸せ!!
ラストの“Till I hear you sing”の突き抜ける力強い高音が大好き。”once more”の深い歌声、そこに籠る切実な愛情、最後の吐息まで、音の余韻まで、全部聴き洩らしたくない…。
この一瞬を、この時間を、記憶を形に取り出して永遠に保存出来たらいいのに。
でも今もまだ、あの歌声は耳にも心にも残っています。幸せ。
セットリストが愛のメッセージ
はい!そんな、素晴らしい歌声やパフォーマンスの数々に圧倒され、酔いしれた『The Reunion』でしたが、公演の構成が、ラミンさんからの愛のメッセー
ジだったことも、合わせて書き記しておきたいです。
あの…もう、本当に、愛に満ちていて、私はそのメッセージを受け取って、泣き崩れました。(だから、情緒…。)
まず、1幕のラストが、『This Is the Moment』だったこと。
ラミンさん、城田さん、アールさん、ブラッドリーさんの男性4人でのパフォーマンス。
あの4人の声で次々にパートが歌われ、最終的に全員の声が重なった時のハーモニーの響きは圧巻でした。
そして、その歌声を噛みしめながら、歌詞を聴いていると、何だかすごく、この曲を選曲した意図が伝わってきました。
歌い出しの歌詞が、
これ…『すべての疑念も苦悩も乗り越えて、ついに今日この時が来た』、『これまでのすべての努力が報われる、今日この瞬間に』っていう歌詞じゃないですか…。
これを聴いた時に、あ…今日、このコンサートを実現できたこと、日本のファンの前でパフォーマンスすることを、こんな風に大事にしてくださっている、『ついにこの時が』と言ってくれている…と感じました。
もう、これに気付いた瞬間、胸が熱くなって、大号泣ですよ…。(情緒…)
こんなに愛の籠った『This Is the Moment』ありますか!?
この曲、本来、薬ができたー!っていう曲だよね!?
でも、この『The Reunion』で歌われた『This Is the Moment』は、日本と日本のファンへの、そして再会できたキャストさんへの、また今回新しく集ったすべての仲間たちへの、出会いと再会を心から喜んでいることを伝えてくれる、愛の歌になっていました。
もうこんなの泣くしかないですよ…。
この曲を1幕ラストに選んだラミンさんの想いが、心のど真ん中に真っすぐに伝わってきました。
あの方は何て、何て愛情深くて真摯で純粋な方なのだろう。
本当に、素晴らしい『This Is the Moment』のハーモニーを聴きながら、私はラミンさんからの愛に包まれて、ラミンさんへの愛が溢れて止まりませんでした。
ラスト、歌声も最高潮に盛り上がる最後の歌詞もまた良くて。
『振り返る時、いつも思い出すだろう、この瞬間を』
『この瞬間のためにこれまでの時はあった』
『今こそが、どこよりも最高の時』
すみません、私なりの解釈と言いますが、翻訳ですが…。
もう…こんなの…
愛じゃないですか…。
このコンサートの、あの時間を、『この時のためにこれまでがあった』『今こそ最高の時間』と、あまりにも大きな愛で真っすぐに伝えてくださっているじゃないですか…。
この楽曲、よくコンサートで歌われますが、私は普段はこの曲をこんな風に受け取ってはいませんでした。
でも、あのコンサートでは、歌っている4人の荘厳な歌声から、本当に「このコンサートを届けている今この瞬間を本気で大事に想っている、この時のために尽力してきたよ」という心が、メッセージが、ひしひしと伝わってきたのです。
だからきっと、キャストさん達が皆さん、本当にそういう想いを込めてこの曲を歌ってくださったのだろうと、私はそう感じています。
あまりにも純度の高い愛…。
心にダイレクトに伝わってくる、暖かくて清らかな愛。
その純粋さに、暖かさに、私は心が震えて涙が止まりませんでした。
そして、公演の端々に、各キャストさん達との思い出の曲が散りばめられていて。
本当にそれぞれとの出会いを大事にしていて、思い出も大事にしているのだなと感じました。
そんな、それぞれとの大切な曲や思い出の曲、キャストさん達の思い入れのある曲で構成されたコンサートの、最後の曲。
それが『From Now On』でした。
これも、最後がこの曲であることに、明確なメッセージが籠っていたと私は感じました。
『今ここからは、明日まで待たせていたことを今夜から始めよう』
『この心の中にある賛歌のような、この約束から始めさせてくれないか』
(すみません翻訳まちがっているかもしれませんが…ざっくり解釈で…)
あの、つまり、これはつまり、
『長い間止まっていた時を、今ここからまた進めよう』
『また以前のように、このコンサートのような時間を共有する約束をしよう』
という、そういうメッセージじゃありませんか…。
拡大解釈しすぎ?とも思うのですが、でも、それを確信させてくれるように、1番盛り上がる、全員で歌うサビの部分で、
の歌詞のところで、ラミンさんが、“we will come back home”の歌詞に合わせて、力強く足元を指さして、『”home”はここだよ』というメッセージを伝えてくださったんですよ…。
もう、それを見た瞬間に、
再び大号泣。
(もはや、でしょうね、という次元の展開。)
これはもう、『またここに来るよ』という、明確な意思表示とメッセージじゃないですか…。
音楽を共有できる舞台に何度でも立ち続けるという意志でもあり、日本をホームの1つと思っている、また来るよというメッセージでもあり……。
愛…愛が深すぎますよラミンさん…。
ならばやはり、“Let this promise in me start”は、『また会う約束をしよう』ということでしょう。
あまりにも、あまりにも愛が深くて、こんなにも日本での公演を、日本での時間を、日本のファンを大事にしてくださっていて、あまりの幸福感で涙が止まりませんでした。
『From Now On』で締められたコンサート、素晴らしく良かったな。
もう、大号泣だったので、これが大トリで、不思議な爽快感がありましたし、この曲がラストであることで、また次の機会に向けた約束と希望を、ラミンさんからプレゼントしていただいたような、そんな心地がしました。
1幕ラストが『This Is the Moment』で再会の時を心待ちにしてくださっていたこと、そして実現した再会を心から喜んでくださっていることを伝えてくださった。
そして2幕ラストが『From Now On』でまた会う約束をくださった。
こんな愛のメッセージありますか~~~!(号泣)
本当に素晴らしいコンサートでした。
本当に本当に素晴らしくて、夢のようで、けれども夢のようにあっという間で、正直に言えば、2日間3公演は、3年以上、待って待ってようやくこの日を迎えた身からすると、短すぎてあまりにも儚い時間でした。
けれども、ラミンさんも、キャストの皆さんも、忙しい中で、時間を作って、はるばる日本まで来てこのコンサートを実現してくださった。
そして、「これで終わりではない、ここはゴールではなく、新しいスタート」だというメッセージを、「またたくさんの、ともに過ごせる時間を、音楽やミュージカルを共有できる場を、新しい未来を創っていこう」という約束を伝えてくださった。
その心に、愛情に、私は深く深く胸を打たれて、心から感謝しています。
終わってしまったのは寂しいけれど、でも悲観ではなくて、また次の機会は、今度はどんな時間が実現するのだろうと、未来を楽しみにワクワクすることができます。
それはラミンさんが、公演全部を通して、たくさんの愛を、喜びを、未来への約束を伝えてくださったから。
え~~~もう!
こんなにもたくさんの愛を与えてくださって、
私もラミンさんに、愛を返したくて堪りません…!!!!!
きっと必ず、次の機会はあるから、だから次回は、ラミンさんに愛を伝えるお手紙を書きたい。
もらった愛や希望、幸福な感情、幸福な時間、とても返しきれないけれど、ラミンさんからの愛を、ちゃんと受け取っているよと、ちゃんと伝わっています、と、少しでもご本人にお伝えしたい。
ラミンさん、コンサートの後はすぐに帰国されたようですが、帰国前にファンへのメッセージ動画で、「素晴らしい時間を過ごせたけれど、1つ後悔しているのは、短すぎた。次回はもっと長く滞在したい。」とのメッセージを残してくださいました。
お、同じ気持ちじゃないですか~~~!!!!!
本当に、本当に、コンサート中、いやその前からずっと、ラミンさんが、私たちファンと同じ気持ちでいてくださったことが、嬉しくて嬉しくて堪りません。
メッセージ動画の最後でラミンさんは「またすぐ会いましょう」と言ってくださっていました。
ふふふ…本当に、私がコンサートで感じたこと、絶対間違いじゃなかったと思います。
ラミンさん…なんてブレない…愛情深くて優しい人なのだろう。心から大好きです。
ラミンさんからもらった約束を胸に、私の心は未来への希望、楽しみでいっぱいです。
次回は、受け取るばかりではなくて、少しでも愛を、感謝を、お返しできるように、それができる自分であれるように日々を頑張っていこうと思います。
そしてまたの機会も、心から思いっきり楽しみたい…!!!!!
『The Reunion』2024、この公演に関わったすべての皆様、素晴らしい時間を、素晴らしい思い出をありがとうございました。
本当に極上のコンサートでした。
そしてラミンさん、また会う約束を、未来への希望を、たくさんの愛をありがとう。
心から大好きです。
また会う日まで♡
See you soon♡