◯◯過ぎて誰にも伝わらない話
こんにちは。ディレクターの磯村です😌
ある日のこと。
友人のグループLINEに、「どういうこと?」というメッセージと共にこんな写真が送られてきました。
近所のコンビニに、昨日まではなかったこの張り紙が貼られたのだそうです。
お客様各位「サッカー台はこちらです」
一体どういう意味でしょうか?
グループLINEの友人一同も「どういうこと?」となりました。
そして「サッカー台 」とは何か、という議論に突入。
「↓こういうのでは?🤔」
(いや、これじゃあ「サッカー台」というより「サッカーボール台⚽」では…)
「↓懐かしのこれのことじゃない?🤔」
(え、でもコンビニにゲームボード置く…?)
「あ!袋詰めの際お使いくださいって小さく書いてある🤔↓」
どうやら袋詰めの際に使う何かということみたいです。
ヒントを得たところで、ようやくGoogle先生に聞いてみることに。
[ サッカー台とは ] 検索!
つまり、レジの先にある↑こういう台のことを、業界用語で「サッカー台」と呼んでいるのですね。(理解!!)
ここでもう一度、例の張り紙を見てみましょう。
う〜ん・・・🙄
この表現では、お店側視点過ぎてお客様各位には伝わらないのでは。
(スーパーやコンビニスタッフ経験者になら伝わるかもしれませんが)
さらには、この張り紙をした意図によっては掲示する位置も大切です。
もしその意図が「マイバッグ持参のお客様が袋詰めをレジ前で行うと、後のお客様を待たせてしまう問題を解消したい」だったとしたら、掲示する位置は台の前ではなく、レジ前でなければ意味がありません。
上記を踏まえ、改善案を考えてみました(勝手に)✨↓
いかがでしょう?
認知度の低い専門用語は使わず、お客様に行動してほしい内容を記載し、「マイバッグ」という言葉を入れることで対象者も分かりやすくしました。
(レジ付近に掲示することで、対象のお客様をレジ横の台へと誘導するイメージです)
これなら意図が伝わり、レジ横に移動してから袋詰めしてくれるお客様が増えるのではないでしょうか👍
店内での掲示物に限らず、企業のWebサイトでも今回のような問題は起こりえると思います。
受け取り手に合わせた適切な言葉を使えているか
誰に向けた情報かが分かる発信になっているか
意図したユーザー行動を促す表現になっているか
常にユーザー視点を忘れずに。
上記のポイントに気を配りながら「ユーザーに伝わるWebサイト」をご提案していきたいと思う今日この頃です😉
5W1Hだけでなく、
そのコトバは誰もが知っているものなのかの確認も大事ですね。
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