広告やAmazonでよく見るHMBサプリメントって実際どうなの?一年間使ってみた結果
まず巷でよく見るHMBとは何か?
HMBは正式名を、「β-Hydroxy-β-MethylButyrate(ベータ・ヒドロキシ・ベータ・メチル酪酸)」と言います。また、日本名で「3-ヒドロキシイソ吉草酸」と呼ばれることもあります。HMBはロイシンの体内における代謝産物。つまりHMBは、必須アミノ酸のロイシンが筋肉や肝臓で代謝されることによって生み出される成分なのです。
ロイシンとはどんな成分?
ロイシンは、タンパク質を形成する20種類のアミノ酸のうちのひとつです。 20種類のうち、11種類は人間の体内で生成することができ、残りの9種類は生成することができません。体内で生成不可能な9種類を必須アミノ酸と呼びますが、ロイシンもそのうちのひとつ。
ちなみにロイシン自体も、分岐鎖アミノ酸BCAAのひとつとして、筋肉を作る筋タンパク質の合成を促進させたり、中枢性疲労を軽減させたりといった重要な役割を担っています。
ロイシンとHMBの関係とは?
体内で合成ができない必須アミノ酸は食事などから摂取するしかありませんが、ロイシンは乳製品、豆類、魚介類などの食べ物によって得ることができます。
こうして体内に摂り入れたロイシンが筋肉や肝臓で代謝され、HMBは作られます。 その割合は5%。つまり例えば20ℊのロイシンから、1gのHMBが作られるというわけです。
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