見出し画像

【絵本】なまえのないねこ *じぶんを抑えてきた人へ

こんばんは!Rioです☺️
今日はお久しぶりの絵本の会です
やっと書けました。。。大好きな絵本📖

小さなお子さまに限らず
自己肯定感が低くなるような経験をされた方や
あとは様々な特性などで
自分自身を抑えて生きてきた方々へ
読んでほしい絵本です。
私は毎回うるうるしています
竹下文子さん文・町田尚子さん絵・小峰書店さん発行です。

《内容》

ぼくはねこ。でも名前がないんだ。
周りの猫たちや犬、花にさえ名前があるのに
ぼくにはない。
周りを見渡して探してみるけど
やっぱり見つからない。
心の中が雨の音でいっぱいになる。

《感想》

なんかもう胸がいっぱいになるんです。
私もアダルトチルドレンだしエンパスだし
自分事ですが、うちの猫ちゃんも
保護猫なんです。(貰い受けた時は成猫でした)
主役である猫ちゃんに気持ちが
リンクし過ぎてしまって、
最後の瞬間は、感動とも安堵ともあるし、
何とも言い難い・・・
本当に「胸がいっぱい」になります。
あとは絵がとても素敵で
すごくリアルなんですが、
その中に温かさもあって
すーっと世界に入り込める絵です。
「うちの猫もこういう顔する!」みたいに
親近感も感じるような素晴らしい描写です。
まさにこれこそが絵本の良さだね!
と言える一冊です。

最後は涙を流す人もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
私達が名前を呼ばれるとき
そして誰かの名前を呼ぶとき
「何かしらの目的を持って呼ぶ」ことがほとんどです。
・・・当たり前ですが(笑)
それぞれが生活しているからこそ
〇〇さんとか、おまえとか、あんたとか、きみとか、彼とか、彼女とか、あっちの人とか・・・
時には「誰でもいい」名前で呼んでしまうこともある。

でもきっと少なくてもいいから
「たいせつなあなたへ」という想いを込めて
呼びかけることが大切
なんじゃないかなって
この絵本を読んで思いました。
名前というのは大切なことを
伝えるためのツールで
「とっても大切なあなただからこそ
愛を込めて、名前という言霊を使って
想いを込めて呼ばせて頂きます。」

そんなことを感じました。
だから今あなたの周りにいる大切な人へは
想いを込めて大切に名前を呼びかけてほしいなぁって。
きっとそれがお相手にとって心に温かく響いてくる。

もしもそういう風に大切に呼ばれたことがなくて、自分を抑えて辛い思いをしていたら
ちょびっとでいいから周りに想いを込めて
呼びかけてみる
のもいいし、
辛いと思っている
その場所をちょっと飛び出して、
自分の名前を大切に呼んでくる人や場所を
探す旅に出てみても
いいのかもしれません。

《おすすめな人》

◎未就学から小学校低学年のお子さま
○アダルトチルドレンや虐待、DVやモラハラ
 発達障害特性やHSPなどなど・・・で
 自己肯定感が低い方や自分を抑えて込んできた方

《読むときのポイント》

●恥ずかしいかも・・・ですが、寂しがり屋の猫ちゃんになった気持ちで読んでほしいなと思います。
最後の方は温かい言葉が続きますので、
ぜひあなた自身が大切だと思う方へ呼びかけるように読んでい頂ければと思います😊

☆あとがき☆


木々に囲まれたそよ風が吹く中で
さざ波の聴こえる夜の海辺で
そっと
大切なあなたの名前を呼んでみる。
その声はたとえどんなに小さくても
あなたの心に
湖に落ちる最初の雨の一滴のように
深く深く染みわたる。
自然のゆるやかな音とともに。



想い入れのある絵本だったので感想が長くなりましたが、
最後までお読みいただき
本当にありがとうございます☺️

心に寄り添うように
あなたの名前を想い込めて呼びかける
ウンセラーで在りたいです✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?