自粛により進化した自分の結果発表
自粛生活のスタートにより、【この自粛生活が終わった時には前の自分とは違う自分になっていたい】とSNSで公言し、自粛生活がスタートした。
☘
己はヒステリックさに欠ける、ハングリー精神に欠ける、勝敗スピリッツに欠ける、世間体を気にすることに欠ける、そして何よりも自己愛に溢れすぎており、己で己のことを愛しすぎており、己に興味津々なので、自分のことにストイックになることだけで精一杯でございます為、
わが子の不規則生活やコロナによる休校での学習ストップについて、心のどこかに『毎日夏休みだなこりゃ。やべぇなぁ』とは思いながらも、何ら焦ることなく親子で自由に自粛生活を楽しく過ごしてしまった。こんなに家族で一緒に時間を過ごして、炊事も洗濯も一緒に取り組んで、家族全員が冷蔵庫の中の在庫を把握しているという、己にとって理想的な素晴らしい毎日を過ごしたことに感謝する。
好きな時間に起きて好きな時間に寝た
家族の為になる家事をとことんやらせ、彼らに頼った。どんなに夜中まで起きていても、頼んでいないのに朝早く起きて皿を洗っていたりゴミを捨てていたり、起きてこない時は私が作業したり、気がついた人が庭を掃除したり、不思議だった。それに誰一人として苛つくこともなく、互いに感謝する、当たり前の行動だった。
生活の中にチョロリと隠し味のように8教科(体育以外)を混在させたため、本人に勉強をしなけれなならないタスクや負担のような意識は全く無いようだった。英語は遊びのように行った。我が子と英語をやるという稀な日々が続いた。まぁ毎日ストレッチはしていたものの、この家族の中に運動の好きな人間がいたらパーフェクトだったわな。我々は運動が嫌いなわけではなく、すっかり忘れていた。体を動かすことを。
自分の好きなこと
は、家族の為にも人生の為にもならんような事柄が多い。(時折恩恵を受ける部類もあるが。)我々はそれらを各々でひたすら取り組んだ。わたしは馬鹿みたいに大掃除を終えた。(でもまたすぐに散らかった。)そのあとの日々は、仕事合間に多重録音したり、ひたすらマイクを改造したり壁を吸音DIYしたり、プリンを作ったり、
マイクケーブルをデコるわたしの手元をジッと見ながら『祐子さん。こゆの、楽しいの?』と息子から聞かれた。『たまらん。』と答えると、『僕の色々は、この人の血だよなぁ..』と長男が呟いていた。
【連中が元気でいること】
これだけに感謝した。
ほったらかし育児の私には大層最高な自粛ライフだった。私が楽だった。ワタシが。会いたい人たちに会えない以外は毎日がパラダイスだった。練習したかったもの勉強したかったもの、出来た。なんならずっと自粛で大丈夫です。っつ感じ。
そんなこんなで
今週末から恐る恐るそろりそろりと中学がスタートするわけだが、
生きることに、なにかに取り組むことに《活力》をモリモリに得てしまった次男坊は、全く学校に行きたくないわけであります。
ましてやわたしも自営業で引き続きオンラインでお仕事だし、長男もオンラインで受験勉強な自宅生活だから、次男坊は『なんで僕だけ学校生活が始まるんだ😞』という状態。なんも言わんけど顔に書いてある。あのカオに。
今の次男坊は、風呂を洗うことや勉強をすること、楽器の練習をすること、庭の雑草を刈ること、暗くなったらシャッター閉める。などなど、いろいろの全てが、【言われたからやること】【やらなきゃいけないこと】のカテゴリーではなく、【やろ。。】なので、なんらストレスのない顔でこなしている。
そんな、愛と生きる喜びだけを与え続け、家族で遊び、歌い、作り、片付け、時に大喧嘩、そして馬鹿笑いして、免疫力だけを上げた放任な育てかたにより、すっかり社会復帰できぬ状況に仕上がりました次男坊を前に、
いよいよ己は焦り始め、
『学校の日はちゃんと起きろよ〜?明日から早起きしておきなさいよ。あ、提出物やったの?なんか学校に出すもの手紙に書いてあった気がするぞアタシ見てないけど。ごっちゃり書いてあった気がするぞ。あなたの納期なんだからご自身でよろしく把握お願いしますね。お兄ちゃんの中学時代の夏休み宿題みたいに納期前日に家族総出で一気にやるなら早めに言いなさいよ。アナタお兄ちゃんに散々手伝わされたんだからお兄ちゃんにやらせなさいよ。やるわよあの人、喜んで。あ!あたし英語と音楽やらせてね。あと、アレだ、なんか絵とかあれば描いてあげよか。』
と、先程から一気に、息子にまくし立てるという、誠に雑で低レベルな母親。『大丈夫です。やってあります。てか、僕、学校行きたくないです。』と物っ凄い嫌な顔で言われた。非常にマズイ。
いかんいかん
自粛生活が解除されたときには、その前の自分と違う自分になっていたい。とスタートした自粛生活で、己が進化したこと。それは技術的には録音機材の使いかた、ピッチの訓練、採譜の技術向上、落ちぬ汚れのクエン酸と重曹のうまい使いかたによる細かい掃除の仕方etc..があるが、
メンタル面で言えば、
自粛生活の解除により、己が自粛生活で学んだこと、前の己との違い。
それは
【とにかく我が子が元気でいること】への感謝をすること。
それと
【自粛解除というのは、解除してからがスタートである】
ということ。
これらを引き続き肝に銘じ、これからも七転八倒しながら、
出来るだけ心を知性的に、そして心を豊かに生きてゆきたいと思うのであります。