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鈴宮縁
2021年10月25日 01:27
「おまえが死ぬときは、教えておくれよ」 そう言って、死神が微笑んだ。ような気がした。夜の闇の中では、彼の顔など見えやしないのにただただそんな気がした。「死なないわ。あなたが私がの魂を刈り取るまでは」「じゃあおまえは、今死んでも構いやしないのかい?」「ええ、あなたが連れてってくれるならいつでも」