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武術的老子解説

原文

道、これを生じ、徳、これを蓄え、物、これを形し、勢、これを成す。
これを以って万物、道を尊ばずして貴徳なし。
道の尊さ、徳の貴さ、それこれ命ずることなくして、常に自然なり。
ゆえに道、これを生じ、徳、これを蓄え、これを長じ、これを育て、これを亨し、これを毒し、これを蓋し、これを覆う。
生じて有せず、為して恃まず、長じて宰せず。
これを玄徳という。

解釈

道が徳を生じ、徳が生命力を蓄え、物質が形を形成し、気勢が動きを作る。
これを見ればわかるように、全てのものは、道を尊ばなければ、貴い徳も得られない。
道の尊さ、徳の貴さは、だれに命令されたわけでもなく、常にどこにでも存在する。
道は有を生じ、徳がこれを養い、これを育て、これを生きさせ、これを損なわせ、これを隠し、無に帰す。
生んでも所有せず、為しても結果をあてにせず、長くその座にいて取り仕切ることはない。
これを底知れない徳という。

コメント

武徳とは、お互いにつじつまを合わせること。
傷つけあうのではなく、お互いを尊重し合うこと。
憎み合うのではなく、お互いが納得いくようにすること。

正義が悪をやっつける。

これを武徳とは言わない。



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