いつまでも若いと思うな。

長いこと恋人がいなかった大学時代の友達にこの前彼女ができた。
お相手は僕と関わりのある人だったので、彼はことあるごとに熊本から報告して来てはここ一ヶ月くらいは相談に乗っていた。

そいつは本当にいい奴で大学時代もずっと一緒にいたので、その知らせは本当に嬉しかった。電話口で浮かれた声を聞いていたら仕事の悩みが少しどこかに行った。

最近同じ関西支社の同期が1人辞めた。自分のやりたいことをやるには若いうちだと決心して海外に飛ぶのだそう。寂しいけど少し羨ましいなと思った。

このままこの会社で仕事やっていていいのかなと最近考えることが多い。高すぎる目標、それに伴い増える案件、増える残業、増えない給料。
事業や商品は素晴らしいし、同期先輩みんな素敵な人ばかりなのは良いけど。
この前、頑張りが割りに合わないとつい愚痴を漏らすと、堰が外れたかのように先輩も愚痴をこぼし出した。
30代が極端に少ないのは何かに気づいて辞めて行く人が多いからなのか。
入社半年を過ぎてなんとなくこの会社のことが分かってきて、期待することをやめてしまっている自分がいる。

そんなことばかり考えているから、彼と電話していたら熊本に帰りたくなった。

仕事なんて世の中いくらでもあるし、たかが仕事だと思っているが、結局どこ一緒なんだろうなとも思う。どこに行ってもないものねだりは続く。前の会社の方が良かったんじゃないかなんてことも十分あり得るから踏み出すのが億劫。

需要と供給が一致することなんてほとんどないよなあ。今が恵まれていることなんて失ってからじゃないと気付けない。いつもそう。

それで言うと最近特に高校時代もっと女の子に話しかければ良かったと猛烈に後悔している。高校生の3年間って本当に特別だと思うし青春って感じだよなと今になって思う。部活と受験勉強がきつかった思い出しかない。やり直したい。ま、もう一回高校生活送れるとしても多分またカッコつけてスカして女の子に話しかけられ待ちのダサい男子をやるのだろうけど。

あの時ああしとけばああだったのかなみたいなもう一つの世界線をたまに想像するのも楽しいけど。

とりあえず今は年末熊本に帰ることを楽しみに生きよう。
来週は4日週だし、久しぶりに強めのパーマかけて髪かえたし、ワールドカップも始まるし、また明日から頑張ろう。