FUJIFILM KLASSEが入団しました。
お久しぶりです。
最近、欲しい靴があってもことごとくサイズが無いりんたです。
#服の時は毎回運命の出会い #服屋のカモ
前回の記事で、ミラーレス一眼のメイン機の買い替えを考えていることをお話ししましたが、T4かPro3かどっちの機種にしようか迷っているうちに、フィルムカメラを買っちゃいました。
このかっこよくてたまらないKLASSE。今回は購入に至った経緯について語っていきたいと思います。
なんで今コンパクトフィルムカメラ買ったのか。
持ってるやん、お前もういらんやろ。
そうなんですけどね。もちろん今まで使っていたコンパクトフィルムカメラのCanon オートボーイとの生活も快適で、楽しくたくさんの写真を撮ってきました。
また、完全に発症しました。止まらない所有欲。今回購入した大きな理由は
「もっと良いコンパクトフィルムが欲しくなったから。」
ですね。良い写真を撮ってくれるオートボーイですが、プラスチック製のボディが少しチープに感じていました。それとちょっと大きい、、
そこで金属製のボディの高級コンパクトフィルムを探していたところ、このFUJIFILMの名機と出会いました。CONTAX T2やLEICA minilux、KLASSEの後継機であるKLASSE Sなどと迷いましたが、ほぼ未使用で状態が良いものが見つかったことと、好きな写真家の石田真澄さんが使っていることが決め手でこの初代KLASSEにしました。
KLASSEってどんなカメラ?
ドイツ語で「エリート」と言う意味のKLASSEは、僕が生まれた1年後の2001年にFUJIFILMから発売されました。
フィルムカメラの歴史で言うと、90年代から00年代前半のコンパクトフィルムカメラは末期に位置し、性能的には成熟しているものが多いです。そのほとんどは高性能のレンズを搭載し、簡単な操作でシャープで綺麗な写真を撮ることができます。
KLASSEにもその特徴は当てはまるのですが、他にもたまらんポイントはたくさんあります!
1.上品で重厚感のあるボディ
コンパクトなのに持った時に感じるずっしり感。マットで高級感のあるマグネシウム製のボディの手触りは僕の所有欲を満たしてくれます。
カラーバリエーションはこのブラックとシルバー。よりこの質感を感じることができるのはやっぱりブラックでしょう!
2.男心くすぐる小窓
フィルムカメラの不便な点の一つが、一本撮り終わるまで途中で蓋を開けることができないこと。出番が少し空いてしまうと、あれ今って感度いくつのフィルム入れてたっけ?となることも。
しかし、KLASSEには背面に小さな小窓があり、今何のフィルムが入っているのか確認することができます。
便利というだけでなく、コックピットみたいでなんか良くないですか?上手く言葉にすることはできませんが、、
3.絶妙なレンズ
スーパーEBCフジノンレンズ38mm f2.6
あのCONTAX T2と同じ38mmの焦点距離が非常に使い勝手が良いんですよね。場面を選ばず快適にファインダーを覗くことができます(ファインダーはちょっと小さいですが)。それでいて最短焦点距離が30cmと短いので結構寄れます。同じ焦点距離でもあまり寄れないCONTAX T2とは比べて、僕にとって大きくプラスポイントです。
また、KONICA ヘキサーのf2、LEICA miniluxのf2.4に次いで「AFコンパクトフィルムカメラの中で3番目に明るい」f2.6というスペックも満足感を与えてくれます。
このレンズは色乗りが濃厚で、原色が鮮やかに発色します。少し青味が強く映るところも寒色っぽい写真が好きな僕にとってはたまらんです。
この時代とフィルムカメラについて思うこと。
今回、このカメラを買って思ったのは、
「高ぇ。」
写ルンですの爆売れに代表されるように、近年は若い世代を中心にフィルムブームです。それによって、このKLASSEに限らず高級コンパクトフィルムカメラは多少状態が悪くても定価、もしくはそれ以上の値段で取引されています。
このKLASSEは定価以上のいわゆるプレ値で買いました。😅
スマホのカメラがどんどん進化して、わざわざデジカメを持ち歩かなくてもそれなりに綺麗な写真が撮れるこの時代において、フィルム写真は逆に新鮮に感じます。
デジタルカメラの開発さえも辞めてしまう大手メーカーが出てきて、カメラ市場はどんどん小さくなっています。いずれはスマホでフルサイズ並みの写真が撮れる時代が来るかもしれません。ですがスマホでフィルムカメラの使用感、フィルムの質感を完全に再現できることはできません。
僕はそんなところにフィルムカメラの価値を感じています。
SNS等でフィルムっぽいフィルターをよく使って写真を加工している人たくさんいますよね。そんな人にこそ、フィルムカメラを使って欲しい!写ルンですからでいいから!って1人で思ってます。
写ルンですをよく使っている人もいますよね。そんな人を見かけると、どうか自分の愛機を、相棒を見つけて欲しい!って、絶対その方が楽しいから!って1人で思っています。
このスマホ時代に、本気で新しいフィルムカメラを作るメーカーがあったら面白いのになあとつくづく思うんです。
販売終了してしまったものもあって、フィルム自体の値段も高騰しています。FUJIFILMさんが新しいお手頃な銘柄を作ってくれれば続けやすいのになあとも。
最後に。
ここまで読んで下さった皆様に、先日現像してきたKLASSEのファーストロールをちょい見せします!
うん、良い感じです。
いかがだったでしょうか、この記事を読んで少しでも高級コンパクトフィルムカメラに興味を持っていただければ嬉しいです。
これからこの新相棒を常に持ち歩いて、思い出をフィルムで残していきます!
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