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シカクの真意 by. 木森 林林

『四角』

図形としての四角は
多くの可能性を秘めている

四つの角がある時点で "四角" というわけだが
「正方形」としての四角はナゼか心地よい感覚を得る

それは日常において多様に用いられ
ナニカが "その角" に収まる様子も
あらゆる場面で重宝される

ワタシは先祖からの云われとして
『シカクヲトリナサイ』という教えがある

その教えは
代々受け継がれる中で意味合いが湾曲し

現代社会では新たな別の解釈として
実親にまで引き継がれることになった

photo : 生石神社 (Rinrin Komori)


- シカクの真意 -


ワタシは以前の記事でも軽く触れたが、
特異な家庭環境で育った。 (以下参照)

冒頭で記したように、

先祖代々の教え通りワタシの親は
多くの環境で "シカクヲトル" 事に成功している。

あらゆる大きさやカタチの乗り物に乗れ、
機械や人を操り、人の容姿を整え、あらゆる所作を学び、
多くの食物の細部までの知識を習得している。

お分かりの通り
ここでの "シカク" とは『資格』である。

これらは一見それぞれの業界において、
オセロゲームの角を取るかのようにとても有効な術であり
時代を生き抜く上では必要な教えなのかもしれない。

ただワタシは数年前のある日、
今は亡きお爺さんから啓示を受けた。

語弊が無いように前置きとして、
現代での "エビデンス" といった信憑性には欠けるハナシではある。
ただワタシが実際に体験した事実に変わりはない。

それは過去に実親から度々
「資格を取りなさい」と推奨され、
ワタシは資格に興味や必要性が感じられず

当時関心があった "青龍•白虎•朱雀•玄武..." と呪文のように唱えその教えを押し返していたのだ。

この呪文は時代の流行りや幼少期から青年期に目にしていたモノの影響に過ぎないが、
ワタシにとっての "シカク" は幼少期から

『方角』を指していた。

これが後に多くの歴史や自分の出世、
身近なモノに対する好奇心から探求する中でより惹かれるモノとして現在に至り、

お爺さんが他界した後に夢の中でワタシに直接
『シカクヲトリナサイ』と告げたのだ。

この真意は
実親が言う "資格" なのかは定かではない。

ただワタシの直感では
過去以上に四方位に顕在するナニカがあるように感じており、そのまま "資格" には目を向けず

現在も四方位の真意やナニカに惹かれ続けている。


- シカクの角度 -


前述の内容はワタシの過去の実体験であり
実際の家庭環境や生活の中で起きた不思議な現象だが、

こうしたワタシの経験はほんの一例に過ぎない。

現段階ではあまり多くは記さないが、
"SHAPES OF LIFE" に通づる「神聖幾何学」との出会いも
ワタシの幼少期に見た "悪夢" と後に繋がるのだ。

その「悪夢」については軽く以下記事で触れているが、
また別の記事で詳細に記そうと思う。

ハナシは戻るが、
ワタシの “シカク” に対する解釈は
方位や図形としての四角である。

各地の伝承や歴史、風水や占いで多く用いられるが、
科学的根拠と実体で全てを現すことはまだ未知な部分も多い。

見方を変えれば多くの可能性を秘めているともいえる。

図形としての四角は平面の正方形や、
四点からなる正四面体。
正方形が合わさった正六面体も魅了されるモノがある。

それら全てに共通するのは “均等な角度” だ。

今も残る世界各地の神殿や宮殿の構造、
有名な絵画やデザインとしての設計でも

あらゆる角度を駆使し、見事なまでに美しく妙に安心する造形美は古く親しまれ存在する。

フィボナッチ数列や黄金比、白銀比、青銅比と多くの数字から計算され尽くしたパターンは、

人間の内面的な部分にまで無意識に影響を与え
ナニカを訴えかけているようにさえ感じる事もある。


- さいごに -


ここまで見てくださりありがとうございます。

今回はこれまでの実体験やワタシの個人的な過去を交え、

今後記事にする “SHAPES OF LIFEの起源” にも繋がる
ワタシの内面的な感覚や直感の部分を一部記事にしました。

後半で少し「神聖幾何学」と密接な数字の概念や正多面体のプラトン立体の一部にも触れましたが、

ワタシは『神聖不可逆』の提唱者として新たな技法で幾何学の分野も学び創作活動に励んでおります。

「シカク」という言葉も単語として解釈すれば、
立体図形のように点・線・面で見ることで多様に捉えることができます。

言葉が持つ不思議な力は
全く異なる意味合いの中で微かに通じる点があるのも幾何学的な一つの魅力です。

ただ言葉として代々語り継がれる中で、
生命を宿したかのように一人歩きし、それが言葉を扱う人間次第では不可逆的な要素を秘めています。

どちらの在り方もとても興味深く、こうした事象も一例に過ぎませんので今後もワタシは不可逆の先にある神秘の創造を探求します。

photo : Untitled (Rinrin Komori)


木森 林林 (RINRIN KOMORI)

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