見出し画像

子供向けテレビ番組に恩恵をもらった話

ぼくの子供たちが幼かった頃、子供向けの番組をいっしょに見ていた。

男の子だから、見ていた番組はウルトラマンや仮面ライダーやガンダムだった。

彼らが少女アニメを見ることはなかったので、男性のぼくにはそれほど苦痛ではなかった。

番組によっては、ドラえもんやポケモンみたいな一話完結のものもあれば、ドラマのようにストーリーが最終回まで続くものもある。

いっしょに見ていると、当然ながらストーリーもぼくと頭の中に入ってくる。

なぜなのだろうか・・・、子供向けの番組なのに・・・、ストーリーの続きが気になってしまう。

これは番組制作側の戦略なのだろうか。

子供といっしょにお父さんも同じ番組を見れば、自ずとその番組の会話が弾む。

お父さんは義務のようにその番組を見続ける。

大人が見ても楽しめるように、上手くストーリーが考えられているから、ついつい見てしまう。
そう、家族で楽しめるような工夫が凝らされている。

そんな最中、ぼくは仕事の都合で単身赴任をすることになった。

さすがに平日は無理だったが、休みの日は朝から一人で仮面ライダーを見ていた。

ストーリーが気になることもあったが、たまに子供と会った時に、共通の話題があれば短い時間でもたくさん話しができる。

そう考えれば、番組制作者の方々に感謝をしなければならない。

単身赴任の間は、お陰様で子供達とのコミュニケーションがとても図れた。

たまに電話をしても、会話がぎこちなくなるどころか、仮面ライダーがバージョンアップしたとか、ガンダムに新しいメカが登場したとか、楽しく会話をすることができた。

制作者側の意図はどうなのかぼくにはわからないが、ぼくたちがたいへんな恩恵を受けたことは間違いない。

いいなと思ったら応援しよう!

鈴々堂/rinrin_dou@昭真
小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。