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瞬間移動は通勤時に使わない

アニメの主人公が瞬間移動という能力を持っている。

あの技は便利だ。

どこにでも一瞬で移動できる。

会社の始業時間は朝9時だが、8時過ぎまで寝ていても遅刻しないで済む。

移動範囲はどれくらいなのだろうか。

地球の裏側まで行けるのだろうか。

それなら海外旅行に行くなら、飛行機代を浮かせることができる。

これにあまりよくない想像だが、事故に遭って絶体絶命な状況でも九死に一生を得ることができる。

なんて便利な技なのだろうか。

主人公は人並み外れたトレーニングを積み重ねて、その技を習得したという設定になっている。

そんな技をぼくが簡単に身につけてしまったら、どうなるだろうか。

通勤は距離にも左右されるが、意外とエネルギーを消費している。

毎日の累積で考えると、ぼくにとっては大切やエネルギー消費源だ。

電車の中で揺れに抗うようにして立っていることだけでも体を使っている。

階段の上り下りも、普段の生活ならたぶん回避する。

エスカレーターのない駅なら、階段を使わざるを得ないから使う。

そんなちょっとした運動の積み重ねがなくなってしまうと、ぼくの体はおそらくぶくぶくと太り出すんだろうな。

便利なアイテムは、それはそれで必要だ。

最近はいろいろな便利グッズが販売されている。
しかし、便利の代償として、大切なものを失っているのかもしれない。

もし瞬間移動ができるようになっても、通勤は自分の足で続けよう。

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鈴々堂/rinrin_dou@昭真
小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。