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2festival
【ショートエッセイ】小さな子供のように笑っていよう
2、3歳くらいの幼い子供だけだろうか。
例えば親御さんと遊んでいる時にケラケラと笑っているのだが、笑いすぎて、笑い声と呼吸のタイミングがおかしくなって、「ヒィッー」って変な笑い方になる時がある。
ぼくはあの笑い声がすごく好きだ。
楽しくて楽しくて仕方がないことが伝わってくる。
あの笑い声に何のしがらみもない。
あの声を聞くだけでこっちも笑顔になる。
愛想笑い、苦笑い、作り笑い、泣き笑い、含み笑い、高笑い・・・、笑いの種類にもいろいろある。
だけどどれもこれも純粋な笑いを表していない。
漫才を見て大笑いをする時がある。
お腹を抱えて笑うが、それは第三者に笑わせてもらっていて決して幸せな気持ちから来るものではない。
会社の同僚とお酒を飲みながら、バカ話をして笑う時がある。
仕事のことは忘れ去って、バカなことを言っては笑っている。
この笑いは確かに小さい子供の笑いに似てる。
でも何かが違う、何だろう。
たかがバカ話なのに仲間にマウントを取りたいとか、自分の話の方がウケたいとか、誰かをコケ下ろして笑いにするとか、ちょっとした駆け引きをしている。
だからバカ話の後に少し疲れる時がある。
子供の笑い声は純粋だ。
幸せを感じていることを、幸せをもらった人に笑うことで目一杯伝えようとする。
そんな純粋な笑い方って、ぼくはもう忘れてしまったのかもしれない。
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