夜空に動き回る星の正体を調べてみよう

息子がまだ小さかった頃、二人で星の観測をしようと外に出た。

夜空に星を探して、星座の本と照らし合わせて、二人でしばらく天体観測を楽しんだ。

ぼくらは北極星を探すことにした。

その星はすぐに見つかり、しばらく眺めていた。

すると、いくつかの星が急に動き出した。

不思議で異様な光景だった。

流星のような直線的な動きじゃない。

まるで将棋の駒を前後左右に動かすように・・・。

三、四つの星が入り乱れるように動き出して、やがて止まった。

息子は気味が悪い言って、家の中に戻ってしまった。

ぼくはひょっとしてUFOなのかと思った。

スマホの動画に撮影することができないかと、しばらく眺めていたが、ピタッと動かなくなってしまった。

ぼくは仕方なく息子の後を追って家に戻った。

あの現象は一体なんだったのだろうか。

おそらく目の錯覚だったのだろう。

そんな錯覚を起こすことがあるのか、インターネットで調べてみたが、そんなことについては何も記載はなかった。

錯覚でないのであれば、星が実際に動いていた？、と考えざるを得ない。

理屈で考えて、星が短時間で縦横無尽に動き回ることはあり得ない。

そこでもう一度、インターネットで"星が動き回る"というキーワードで検索してみた。

いくつかの記事を調べてみると、一つの情報を得ることができた。

「人工衛星」

確かにいくつもの人工衛星が同じ場所で同時に動くことがあるのか、と聞かれると返答に困るが、消去法で考えるとそう思わざるを得ない。

それと、もう一つだけ選択肢がある。

やはりあれはUFOだったのだろうか。