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動物園の飼育員の皆さん、誤解してました

動物園の飼育員の方々、好きな動物たちに囲まれて、楽しそうだなぁ、なんて思っていた。

掃除をして、餌をあげて、動物たちと戯れている、そんなイメージしかなかった。

ところが先日某テレビ番組でシロクマの飼育員の特集が放送されていた。

ぼくのイメージが一転してしまった。

単刀直入に言ってたいへんな仕事だ。

何がたいへんなのかと聞かれても、言葉でうまく表現できない。

さして動物のことが好きでない普通の人にはとても勤まらない。

動物を育てるなんて生半可なことじゃないことがよくわかった。

そのシロクマが病気を持っていたこともあるが、動物から四六時中目を離せない。

水の中でシロクマが意識を失っているところに、飼育員さんが服を着たまま飛び込んで救出しているシーンがあった。

そんなことが度々起きるから、落ち着く暇もない。

そこまでしているのに、噛みつかれて怪我をされていた。

動物だから人間への気遣いなんて全くない。

飼育する方は見返りなど全くない、ただ奉仕の心だけ。

ぼくならとても精神がもたない。

何故あの仕事を選んだのだろうか。

何故あの仕事を辞めようとしないのだろうか。

とてつもなく強い信念と深い愛情だ。

もう飼育という次元を通り越して、生物の域を超えた絆でつながっている。

そんな選ばれた人にしかできない仕事なのだろう。


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鈴々堂/rinrin_dou@昭真
小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。