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【シリーズ小説】こみろんらびっと

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新居を探していたキノモリさん。 ある日見つけたのは『ペットついてきます』と書いてある激安物件。 気に入ったのはいいけれど、ついてきたのは……うさぎ……じゃない?! 大食漢珍獣…
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2022年9月の記事一覧

こみろんらびっと05/迷子のぴのとセーラー服の少女

ある日、ぴのが外を眺めていると。 「……ちょうちょしゃんでしゅね」  ぴののお友達、ちょう…

こみろんらびっと06/やっぱりはなまる商店街

「ひーまー、ひーまー、ひまひまひーまー」  ありゅとはどこで覚えたのか、昔懐かしいマーチ…

こみろんらびっと07/こみろんらびっとのハロウィン

ありゅととぴのがTVを見ています。 『もうすぐハロウィンですね!今年も各地でハロウィンイ…

こみろんらびっと08/おにくばたけのぱるなちゃん

「二人とも。ちょっと、『おにくばたけ』さんに行って来るよ」  土曜の午後。キノモリさんが…

こみろんらびっと09/吟遊ウサギ・ありゅふりぇっど

 キノモリさんはある日、買い物から帰ってきました。  家のポストに目をやると、一通の手紙…

こみろんらびっと10/みみはにがてでしゅ

ありゅととぴのが毛糸で遊んでいます。 「いーとーまきまきいーとーまきまき」 「ひーてひーて…

こみろんらびっと11/お風呂に入ろう

ぺろぺろ。  ありゅとが毛繕いをしています。 「ますたー。みみのほうやってくりぇ」 「あのさ、お風呂入ろうよ、ありゅと」  キノモリさんがそう言うと、ありゅとはすっくと立ち上がり、部屋の隅においてあるキノモリさん謹製のアスレチックへ、すたこらさっさと逃げました。 「あっ、こら。ありゅと」 「つかまえられるんだったら、おふりょはいってやるじぇー」  むむっ。  なら、絶対捕まえて、お風呂に直行してあげようじゃありませんか。 「こらっ、待てー!」 「へへーん!こっちだじぇー!」

こみろんらびっと12/そうだ、温泉に行こう

「い、いくじぇ……?」 「いきましゅよ……?」 「頑張ってね、二人とも」  ありゅととぴの…

こみろんらびっと13/焼きおにぎりもどき

「ただいまー! 遅くなっちゃってごめんねー!」  こみらびはいっぱい食べます。  なので、…

こみろんらびっと14/たまねぎとウィンナーのチーズ焼き

今日はキノモリさんが遅く帰ってくる日でした。  帰ってきて、あまりにも疲れたキノモリさん…

こみろんらびっと15/ツナとホウレンソウのサラダ

明日はキノモリさんのお仕事が、急遽お休みになりました。  そこで、お弁当を作ろうと考えて…

こみろんらびっと16/ヘルシー坦々麺

 最近、ぱるなちゃんがダイエットをしているとかで。  高校生(育ち盛り)のダイエットはい…

こみろんらびっと17/鶏肉とたまねぎの和風スパゲティ

「あれ、お米なくなっちゃった」  キノモリさん、うっかりです。  買い置きしていたお米が、…

こみろんらびっと18/カレースープ

「か、カレーが……食べたいっ!」  帰ってきて開口一番、お米の袋を担いだキノモリさんは、こみらびたちに言い放ちます。 「な、なんだじぇ、とつぜん」 「なんでしゅかね」 「カレー! カレー食べたいよぉぉぉぉぉっ」  キノモリさんが、珍しくじたばたして訴えます。 「でも、カレー粉とたまねぎしかない!この時間だし、買いに行くのは出来ないもん、どうしよう!」  こんなキノモリさんは、珍しいです。 「じゃあ、つくればいいのだよ。かんぜんなかれーではないけれど、ぽくのしっているれしぴに、