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#8 ありのままの姿
書く習慣1か月チャレンジ
DAY 8【最近怒ったこと】
数年前まで、怒りの感情がわからなかった。
…なんて、今のわたしをよく知る人は
「どの口が言うんだ」と言うかもしれない。
でも本当に喜怒哀楽の怒とは縁がなかったのだ。
怒り<哀しみ
理不尽たちは哀しみで受け止めていたし、怒りの感情を相手にぶつけることに対して抵抗感があった。
食事をしていた店で注文がでてこなくても「そういうときもあるか、店員さん忙しかったかもね」だし。
職場の同僚に理不尽な言葉で存在を否定された時も「こりゃ参った。話まったく聞いてくれない〜悲しい」だし。
想像力が人一倍強い女なので、目の前の人にも何か事情や考えがあると思うと、自分が強い言葉で相手を非難するようなことはできなかった。
…結婚するまでは。
当にほんとにあったこわい話である。
おんなの進化
おそらく女性は結婚と出産を経て、もんんの凄く変わる。
何万年も前、太古の昔から遺伝する責任感と周囲との協調力から成るものだろう。ちなみに個人の見解だけど。
わたしの場合。
格闘技は申し訳ないけれど、殴られたりする人の立場になってしまうので観てられない。
アクション映画も悪役がバタバタと市民を薙ぎ倒していく姿に、ヒーローを待たずして、一市民の家族の気持ちを考えてしまう。観てられない。
たまのニュースで流れてくる凶悪な事件やサイコパス的な人間は、理解の範疇を越えすぎて気分が悪くなる。やっぱり絶対観てられない。
と、おそらくなかなかの想像力で生きてきた。
ところがだ。互いに好きで結婚したはずの夫への怒りは、産後ふつふつふつふつ…と湧きすぎている。
ごめんだけど、怒りの矛先は小さなことばかり。
今までで考えたらそんなこと⁉︎と思うようなレベルなのに想像力が発揮できない。ポジティブ変換できなくなった。
まるで沸かしたお湯のように、ポツポツと小さな気泡が底に溜まり始めたと思ったらもう一気に沸騰。グツグツになってしまうのだ。
やっと出会えた
怒りの感情は思っていたよりも、ずっとしっかり。わたしの中に存在していた。知らなかった自分を知るたびにこれが本当の姿だったんだ。こんなにもドロドロした感情を持っていたんだ。と正直、何度もショックを受ける。
他人と住むことで初めて分かったすれ違いや習慣の違い。それらをもっと寛容に受け入れられると思っていたのだ。
しかし裏を返せば、やっと怒りの感情をもつ自分に出逢えたということでもあった。
もしかすると夫には感謝しなければいけないのかもしれない、と思い始めては…いる。笑
子育てが始まり、自分がこうしたい!こう考えて次にあれをやりたい!という要望がスムーズに叶わないことへの苛立ちを、近くにいる人のせいにしてはいけない。
怒ったり、泣いたり、笑えたりするのは、やっぱりこの人たちがいるからだ。
家族がいてくれるから毎日いろんな感情に揺らさぶられて、新しい自分と出会う。
新しい自分
「ありのままの姿をみせるのよ〜」と娘は歌う。
小さな赤ちゃんだったほんちゃんが毎日毎日すこしずつ成長していくように。わたしもきっとこの三年を振り返ればグンと進んでいるはずだ。
日々の感情を素直に受け止めて、真剣に悩んでは立ち止まって、向き合ってきた。
つまり実は、毎日わたしは生まれ変わっているのかもしれないね。
嬉しいもムカつくも含めて、こんなにも気持ちを揺さぶってくる人には今まで出逢えなかったんだから、そう思ったらすごいこと。
夫婦の二人三脚は荒波、小波と…これからも続いていくのかもしれない。
輝いていたいもう決めたの
これでいいの自分を好きになって
これでいいの自分信じて
雪の女王に倣い、まずはこのままの自分を認めて抱きしめてあげたい。自分が自分を好きでいることを何より大切にする。
そうすればきっと怒りの感情はコントロールできるようになると信じている。
いつもご機嫌なママでいたい。