解除日以降のこと②
9月16日(金)息子、この日より仕事に戻る。
休んでいた期間は有休で処理してくださるとのこと。ありがたい。
事務所の方へ持って行くように、さっと出かけて買って来た菓子折りを持たせた。
いろんな方から「もう大丈夫なの?」と聞かれ、「休んですみませんでした」という息子に「コロナは誰でも罹ってしまう病気なんだから、気にすることないんだよ」と、分かりやすい言葉で励ましてくださる方もいらしたそうだ。
優しい方々に囲まれた職場であることを改めて感じ、感謝の気持ちでいっぱいになった。
そんな「居場所」があること、そして無事に帰ることが出来たこと。
息子は本当に幸せな子なのだと思った。
リモートワーク継続中の娘の職場もまたまたステキなところで。
今回のことも、息子の発熱の段階ですぐに帰宅してからも仕事が出来るように調整してくださり、息子、私と次々と陽性が判明して以降も「お母さんの療養期間が終わるまで、おばあさんの事もあるだろうから休みなさい」と言ってくださったのだそうだ。
打ち合わせなどでオンラインになると「元気?」「早く会いたいねぇ」と口々に声をかけてくださり、元ナースの先輩には度々この度の義母の病院関係のことを聞いて貰ったりしていたのだそうだ。
この閉鎖的な、特殊な状況においても、心穏やかにいられたのは、娘にも「居場所」があり、帰りを待つ人達がいたからなのだ。
娘もまた、本当に幸せな子なのだと思った。
子どもが幸せならば、親としてはその幸せが続くように応援し、支えていくしかない。
たくさん感じたであろう苦しみや悲しみから、今度は全力で守ってあげられるくらいに、早く私も復活しなければならない。
腰はまだ相変わらず言うことを聞かない状態。
腰を守って動くから、足とか、体の至る所も変に痛いし疲れてしまう。
少し動いただけで息切れし、気づくと部屋の傍らで気絶したように眠っている。
隔離部屋にいた時はあんなに眠れなかったのに。
誰かがすぐ傍にいてくれるという安心感もあるのかな、と思う。
いやいや老化だよ、なんて言わんといて。
9月17日(土) 息子、シフト通りに公休。
久々の仕事の疲れもあってか、この日はお昼近くまでぐっすりと寝ていた。
娘に義母の透析時の受け渡しをして貰うのも今日で最後だ。
「お母さんって普段これをひとりでやってたんだね。凄いわ」と言われたけど、凄いのは貴女だよ。突然これをやることになって、どれだけの覚悟で挑んだのだろうか。
送迎以外にも様々なことを一気に自分の背中に背負うことになった貴女の方が、よっぽど凄いんだよ!
久々の3人での昼食。メニューは決めていた。
某ファストフードの月見メニューを食べること。
テイクアウトをし、ささやかな快気祝い。
みんなで食べると美味しいね。
毎年食べてるけど、今年の美味しさは大げさかも知れないけどきっと一生忘れない。
夕飯時、久しぶりにビールを飲んだ。
嘘みたいにすぐに酔っぱらった。そして寝た。
私ともあろうことが、2週間飲まなかっただけでこの失態。
酒に弱くなったのも、もしかして後遺症なんじゃなかろうか。
いやいや、何でもコロナのせいにしちゃいかんよね。
老化だよ、なんて言わんといて(2回目)。
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