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幸せって、あたたかい。

友達の実家に遊びに行った。
猫がいた。こたつがあった。エアコンもついていて、ストーブもついていた。
木の温もりのある家だった。
生活が溢れていて、どこで何をしているのか想像させるようなものがたくさんある家だった、いい意味で生きてる家って感じがした。

椅子に座っていても、こたつに入っても、ただ床で猫と遊んでいても、いつでもあたたかい。
あたたかいって幸せだ。
幸せの色の空気を纏っている。
オレンジ色の、ろうそくみたいな、ゆらゆらと。

一人暮らしの私のアパートは鉄筋コンクリートの築20年。
リフォームされててなかなかいい物件だと思う、日当たりもいいし、南向き角部屋。
でも、一つ気に入らない点があるとすれば寒すぎること。
エアコンをつけても、電気ストーブでも、足元が常にひんやりしている。冷たい家。
壁紙もおしゃれな部屋を目指してグレーのモルタル調のシートを貼ってある。
友達には「モデルルームみたいだね」と言われたが、私からすれば味気ない、人間味がないという意味かなとも思った。ちょっと捻くれたかな。

あたたかさって、何から滲み出るんだろう。
それは選んだもの、ものへの気持ち。そのものを作る人の思い。
あたたかいっていいなぁ、幸せだなぁ。

もし、自分が大好きな人と出会い、その先に家庭を持つことがあれば、あたたかくて、温もりのあるお家にしたい。
そんな帰ってきたくなる家に。

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