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下を向くことが悪いとは限らない、下を向くから気がつく幸せ

朝の信号待ち。最近は寒いので縮こまってしまう。
何となく下を向いて歩く。

あの有名な歌も、上を向いて歩くことを善としている。
でも、そのおかげで見つけられる小さな幸せもあるのだ。

例えば地面に咲く小さな花。
地面から数センチを縄張りにする彼ら、私たちが下を向いていないと気が付かない。
そんな小さな体で、全力で生きている姿。

例えば、建物の隅っこで息を潜めている蜘蛛と蜘蛛の巣。
冬の朝は寒い。だから蜘蛛の巣のは細かい水滴がつく。
雪の結晶のような、幻想的な糸が雨粒の重さに耐えるように頑張っている。
蜘蛛はどちらかと言うと好きではないが、特に冬の朝や前日に雨が降った日はちょっとだけ好きになる。生きる世界が交わらないのであればそのままにしてあげようと思う。

天気のいい日、は好きだ。カンカンに晴れて世界は大きく広い!!と言う気持ちになる。活力も湧く。
そんな日は自然と上を向いている。太陽に向かって。(私はひまわりなのか?笑)

でも気分の乗らない日、曇り空の時ももちろんある。
そんな日に小さな幸せを見つけられると、ほっこりする。つい、写真を撮って、大好きな友達に送りたくなる。そんな小さな小さな、幸せ。

そう言う物を大切にしていきたいな。
上を向くことはもちろん大切だが、下を向いたときにしか気づかない物もたくさんある。世界の広さを知ることもすき。でも世界の優しさはこういう、何ともない日常にこそあったりするのかも知れない。

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