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本づくりの道のり#02 本の構成

前回、本つくりの道のり「企画」のお話をしました。

そこにも書きました本つくりの制作工程

・企画書を作る
・出版社を決める
・出版社に企画書を出す
・制作見積もりを出す(編集さん)
・出版社の企画会議にかけてもらう
・企画会議が通ったら正式にGOサインが出る
・本の構成を作る
・ページ構成を作る
・デザイナー、イラストレーター、カメラマンを決める
・制作(デザイン、執筆、撮影、編集)
・タイトル・価格決定
・校正
・装丁デザイン

太字の部分は著者はやることはなく、編集さんに出版社内で頑張っていただく部分です。編集さんが企画会議にかけてくださるので、著者としては、その会議に通るような説得力のある企画書を作り上げないとなのです。それまで、どんなに時間をかけても最終的にGOサインが出ないと、その企画が日の目を見ることはないので、GOサインが出ると本当に嬉しくて、同時にホッとします。

本の構成にとりかかる

企画書では、大まかな目次案を作りますが、それはかなりざっくりしたもの。ここでは、構成(章立て)と目次を細かく作っていきます。構成を作るとあらためて、誰にどんなことを伝えたいのか明確になり、細かく目次を作ると、どんなイメージの本にしたいのかも明確になっていきます。すると編集さんと著者である私の間でコンセンサスを取れるようになります。ここでしっかりコンセンサスが取れると、後日、デザイナーさんやカメラマンさんが制作に参加された時にきちんと本のコンセプトを伝えることができるので大切なポイントです。

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この本も123個の和雑貨を紹介しているのですが、この段階で150個近くの項目を出して、最終的に精査して123個になりました。私の場合、こうして盛りだくさんになる傾向なので、目次を作るのにとても時間がかかります。が、ここが決まると後はそれに従って作っていくだけなので楽になります。

現在進行形の本つくり

現在作っている本の構成、目次案を作る過程はすでに終えていますが、昨年の11、12月と2ヶ月ほどかかりました。基本、私が書きたい項目を100ほど出して、編集さんにご意見をもらいながら作っていきました。次回は「ページのイメージつくり」のお話をしたいと思います。

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