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一緒に過ごした18年、高齢猫と過ごす1日。

1月20日あたりに「そろそろ危ないかもしれない」と獣医さんに言われたAちゃんですが、それから3日に1回の点滴で、ぼちぼち穏やかに過ごせています♡ありがたいことです。

noteの「猫の日企画」にのって、Aちゃん(18歳・腎臓病)との1日を紹介したいと思います。あくまで、私の個人的な見解とやり方です。腎臓病のある猫ちゃんは、基本的には腎臓病食を与えるのが適切です。Aちゃんは、「余生をなるべく我慢させずにAちゃんの良いように過ごしてもらう」というスタンスに入った時期なので、お刺身や茹で鶏なども食べています。でも、腎臓病初期の猫ちゃんの場合は、くれぐれも動物病院の先生と相談しながら、食事療法も守ってあげてくださいね!

Aちゃんの起床は早いです。私が7時頃に起きると「りんちゃん、起きた〜?」といった感じで、必ず一度私の布団にきます。そして、毎朝恒例の抱っこの時間です。若い頃は一緒に寝てくれたのですが、高齢になると布団が重くて嫌がる子が多いらしく、Aちゃんも自分の寝床で寝るようになりました。でも、私の寝起きの際は、必ず、抱っこの時間があります♡

抱っこに満足すると、Aちゃんは布団から出ていくので、私は起床します。まずは、Aちゃんの夜のうちのトイレの片付け。我が家では、このビニール袋に出会ってから、猫トイレを片付けたあとのニオイとの闘いが終わりました。これは本当に優れ物です。これは猫用ですが、犬用もあるし、人間用もあります。介護をされている方や、赤ちゃんのオムツを入れるにも、とても重宝するようです。
↓BOSの「臭わない袋」

我が家の猫トイレは2階にあるので、入り口にセンサーをつけてあって、Aちゃんがトイレに入ると、リビングにあるアレクサが「Aちゃんがトイレに入りました」と教えてくれます。どうしてセンサーをつけたかというと、年をとってきてオシッコのキレが悪いから毎回拭いてあげたい、というのと、たまにウンチを踏んでしまったり、足腰が弱ってきているので、踏ん張り疲れてウンチの上に座ってしまうときがあるのです。そのままトイレから出てきたら大惨事です(笑)ですから、アレクサが教えてくれたら、すぐにトイレに駆けつけます。
↓センサーをつけたトイレ。

センサー以外にも、トイレに向けた監視カメラを設置して、(ほとんどありませんが)夫婦そろって家にいないときのために、スマホで確認できるようにしてあります。
↓トイレ監視カメラ

監視カメラといえば、Aちゃんのお気に入りの寝床も、監視カメラをつけています。夫婦そろってやむを得ず外出する場合でも、外出先からAちゃんを確認できます。
↓寝床用監視カメラ

寝床用監視カメラは、こんな感じにうつります。かなり鮮明で、アップにすればお腹の動きも見られるので、息をしているのが確認できます。

朝、おトイレの片付けが終わったら、夜出しておいたごはんをどれだけ食べられたか計測します。暗号のようですが(笑)Aちゃんが何のごはんをどれだけ食べられたか、チェックしているメモです。

そして、それらを毎日、日記につけています。ついでにトイレの回数といつトイレに行ったかも記載しておくことで、些細な変化に気付けるようにしています。これも暗号のようですが(笑)「消」というのは「消化器用ごはん」のことです(笑)

朝8時になると、朝のお薬です。朝は、ラプロスとニチファーゲンの2種類。

慣れてきたとはいえ、薬は嫌そうです(笑)
↓やめろ、という顔(笑)

3日に1回は点滴に通っていますが、点滴のない日は、のんびりしてもらいます。ちなみに、Aちゃんのキャリーバッグは布製で大きめ。もともと6キロあった肥満ちゃんだったので、大きめのキャリーバッグを買いました。

実際に病院に行くときは、毛布でおおって、まわりを見えなくします。怪しいですが、こんな感じ(笑)

Aちゃんは、腎臓病で高齢なので、便秘になりやすいです。そこで毎日、便秘解消ごはんを元にした特製栄養ドロドロごはんを作って、シリンジで給餌しています。
↓便秘解消には、ロイヤルカナンの消化器ごはん

↓栄養補給と便秘解消アイテムとして、ほかに入れているのはこれら。本当はカロリーエースじゃなくて、ロイヤルカナンのクリティカルリキッドを使っていたのですが、コロナのせいで生産、運搬に支障が出ているらしく、購入できないので、今はカロリーエースです。

↓ミキサーは2代目

↓ドロドロにすると、こんな感じ

↓錠剤以外に、リンの値を下げる薬も飲んでいます。粉なので水に溶いて、給餌のときに一緒に与えます。

↓だいたい5ミリのシリンジ2本を1回分として、与えます。

↓慣れてきたとはいえ、シリンジ給餌も苦手です。この顔(笑)

少しずつシリンジ給餌をして、だいたい昼過ぎには終えられるようにしています。これで今のところは、毎日いいウンチが出てくれてるので、ありがたいことです。
シリンジ給餌には、賛否があると思います。強制的に飲ませるなんてかわいそう……そういう意見があることもわかります。でも私は、Aちゃんがひどい便秘になって苦しそうにしていた姿を見たことがありますし、便秘が続くと「巨大結腸症」という病気になるリスクがあります。たかが便秘、されど便秘なのです。ですから私は、シリンジ給餌で、毎日スルッといいウンチが出てくれることを選択しています。

夜の8時に、また薬です。朝の薬にくわえ、液体の薬も。液体の薬は無味無臭なのか、嫌がらずに飲んでくれます。
↓セミントラ

夜のお薬を飲めば、おやすみなさい☆です。

寝る前にも必ず、私の布団にやってきます。毎晩恒例抱っこの時間です。満足するまで抱っこされると、布団を出て、自分の寝床へ戻っていきます。Aちゃんの寝床のある部屋だけ、1日中暖房入れっぱなしで、パネルヒーター2枚置きです(笑)我が家の誰より温かいところで寝ています♡

そんなAちゃん。腎臓病ですし、高齢ですが、残された時間を少しでも穏やかに、苦痛なく過ごしてもらえますように、願ってやまない飼い主です。

Aちゃんの若い頃の写真も紹介させてください。
↓子猫時代

↓同居猫だったCちゃんと

猫を抱っこするのって、温かくて柔らかくて本当に幸せです。

パーカーの中にもよく潜っていました。

↓Cちゃんとは、ときどきバトルも(笑)

↓若い頃のAちゃんは肥満でした。

今はすっかり痩せてしまいました。MAX体重が6キロ、今は2.6キロくらいです。
↓最近のAちゃん

やっぱり、老いを感じますね♡

ペットって本当に家族なんですよね。こうやって、私は日々高齢の腎臓病の猫と暮らしていますが、薬や給餌や通院、ごはんの管理、トイレの世話や、ウンチを踏んでしまったときのシャワー、床の掃除、吐いてしまったときの掃除、何もかもが、愛しい時間と感じるのです。18年間一緒に過ごしてきたこと。ここまで長生きしてくれていること。日々私を癒やしてくれたこと。全てに感謝しかありません。

18年前に雨の公園で拾ったAちゃん。長生きしてくれてありがとう。これからも、どうぞよろしくお願いします♡大好きだよ。


#猫のいるしあわせ

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りんこ
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