- 運営しているクリエイター
#新人作家のあたふた日記
作家デビューに年齢は関係あるのか?
だいたい週一くらいで更新していこうと思っているこの「あたふた日記」ですが、ちょっと気になることを耳にしたので、急遽記事を書いています。
それは、小説家としてデビューするのに年齢は関係あるのか、ということです。
「自分が中年になってきて、小説家デビューを目指しているのにまだ叶っていない……どうしよう、時間がない」
そう仰るご意見を聞きました。正確な前後の文脈がわからないので、もしかしたらこういう意
秋谷のIT革命と、壊滅的な事務能力
お恥ずかしい話ですが、私パソコンをほとんど使いこなせていません。原稿はWordで書いていますが、いまいち機能が使えていないと思うんですよね。今までの公募生活では、とりあえず募集要項の規約にそった形にして提出できればいい! と思っていたので、なんとかぼちぼち頑張っていました。
それが、デビューが決まってから、なんか急にパソコン仕事が増えまして! といっても、たぶん普段からお仕事で使っている方にして
ほかの出版社さんからの依頼も、くる!こともある!
小説の公募に挑戦している人のあいだでは、たぶん同じような不安があると思います。それはもちろん、受賞できるか……ということが一番なのは当然ですが、受賞したその先のこと。
受賞作はちゃんと出版されるだろうか。
その後もめんどうを見てもらえるだろうか。
一冊だけ出して終わってしまうかもしれない。
私もそう思っていたし、公募勢共通の不安じゃないかなと思います。
一冊でも出せれば万々歳ですが、やっぱり継
エッセイの背景に透けて見える人たちへの配慮、どこまでするのか問題。
先日、エッセイが何かわからない、という記事を書いたところ、たくさんの方に読んでいただきました! ありがとうございます。
noteでもXでもコメントをいただき、普段交流のない方まで届き、「私は、エッセイとは〇〇だと思う」といったエッセイ論を語ってくださり、書いてよかった! と思いました。また、たくさんの方のお話を聞いて、とても勉強になりました。今度エッセイを書くときは、みなさんから伺ったことを参考
エッセイって何ですか?
エッセイがわかりません。
エッセイって、何ですか?
調べてみると
何で調べても、だいたい、同じようなことが書いてあります。
自由で気軽……書きやすそうですよね。
noteにもエッセイがあふれています。
わからないと言いつつ、私もnote内のエッセイのコンテストで評価していただいたこともありました。#挑戦している君へ というコンテストではグランプリをいただいたし、#未来のためにできること では
作家になってみて読書の感じ方は変わるか?
商業デビューができましたので、一応プロの作家になりました。このさき、どのくらいお仕事を続けていけるかはわかりませんが、「一度商業出版した人」にはなることができました!
それで……たまに聞くじゃないですか。「好きなことを仕事にしてしまうとつらい」ってやつ。趣味が仕事になっちゃうとそれは趣味じゃなくなっちゃうから、しんどくなってしまうという。
私は、高校生くらいのときから自分の好きな本を読み始めて
一巻の苦労話(建物編2 納屋)
前に、マンションの描写が難しかった話を書きました。建物の正確な描写が難しい!という話でしたが、実は拙著にはマンションだけじゃなく「納屋」も出てきてるんですね。この、納屋もめちゃくちゃ厄介だった〜💦やっぱり建物って難しい!
ていうか、そもそも納屋に隠れてる女性ってなんやねん、って話ですよね。まず、ここからすでにちょっと迷子だったんですよ。
最初は、ガレージでした。シャッターがついていて、車が収
名刺、メール、上座……社会人としての常識。
創作大賞を受賞してから、なんだか自分がぐっと社会人になった気がする。43歳にもなって何を言っているんだ、と情けなく思うけれど、本当なのだから仕方ない。
私に常識がないだけなのだけれど、いいわけをさせてもらうと、看護師という仕事の特殊性にあると思う。看護師は、もちろん社会人だ。でも、毎日関わるのは患者さんとご家族さまと同僚看護師と医者、その他コメディカルの方々。患者さんやご家族と関わるときは、例え
ゲラ!ママ!トルツメ!
商業出版に関わってみて、今まで一人で書いていたときとの大きな違いのひとつで、なんかかっけえー!!と思ったのは、ゲラを見ること。
ゲラ!!!
聞いたことがあったけど、なんかかっこいい!!
ゲラとは、印刷物の校正刷りのことで、印刷する前に間違いがないかどうかチェックするためのものらしいんだけど、編集者さんから「初校のゲラが~」とか言われたときに、本当にゲラって言うんだ!業界人っぽい!と浮かれており
編集者さんという仕事2
編集者さんとは、謎多き存在だけれど、まぎれもなく作品をよりよくするための最大の味方であることは前の日記に書いた。
まだ書きたいことがある。
編集者さんは、文章がうまい。
今さら何を!当たり前だろう!と思うけれど、実際に文章を直してもらうと身にしみて実感する。とにかく読みやすくてきれいな文章に整える能力が高い。
編集者さんとするブレストもおもしろい。
編集者さんとアイデア出しをするのが本当に楽
一巻の苦労話(建物編)
『ナースの卯月に視えるもの』は私の初めての書籍化作品だったので、苦労はたくさんありました。簡単なことなんかひとつもなくて、どれをとっても大変だった気がします。
なかでも、自分の書いていることって文章でこんなに人に伝わらないんだ……という苦労が大きかった……ので、ひとつ紹介させてもらいます。
小説というのは、文字だけで情報を描写するから、読者さんの頭のなかに、ときには全員違うものが想像させると思