東京の加害の一幕

ある東京の、社会感覚が皮肉でなく優れた、個人的にも尊敬している方から、批判があった。

大略:
東京弁も、吉本大阪弁の圧力で、ほぼ絶滅しました。

わし:
ですから、違います。
東京の方は、文化侵略がなにもかも分かっていない。
東京に対する大阪の力は、大まかに言って、フェアな、対等な力です。
これに抵抗するのは、たんなる保守的なナワバリ争いで、韓流を侵略という右翼的心情です。そう、大阪の力は、経済的に東京より少し弱く、政治的に(標準語！)決定的に弱いもので、日本に対する韓国以下です。
一方で、東京の、悪の力・帝国主義の力は、東北や大阪の民衆を侵略しています。

そら、文化が変化したら、昔にこだわる人はなんとでも文句を言うでしょうが、本質的に侵略ではありません。

東京の一部の方は、長州に侵略された、と言うが、あるいはその一面はあるかも？知れないが、軽々しく言わない方が良い。本当は、長州は東京に侵略されています。
満州人と、漢人の関係に似ている。

伝統の崩壊を嘆くのは、意味がないことはないが、侵略とは別の問題です。

大阪人のぼくも、九州やアイヌが見えていなかったが、東京人の不明ぶりは激しい。なかには、東京による侵略自体を認めない人もいます。
日本は平和やと言うのです！

これは、男性による女性差別がナイという、あるいは女性も男性を差別しているという(局所的には逆差別は、頻繁に発生しているが、問題の成り立ちが違う)マッチョイストと瓜二つです。
ココマデ

皆さん、わかりますか。
東京は、局所で暴力を振るわれたりすることもあるかも知れないが、基本的に大阪の力は文化交流で、いわば吉本は、韓流なのや。
一方で政治的に標準語は、政治的暴力で、東京資本の、メディアや経済の力は、もっと本質的な社会的暴力なわけです。
朝鮮は、かつてそれらにやられたし、現代韓国では「脱植民地化」が進んではいるが、傷痕だけでなく、植民地主義は構造的に根深いので平均所得を抜かしたくらいで、一朝一夕には消えない。

あと、東京の人が鈍感なのは、彼らが悪いわけでもあるまい。
大阪人男性のわたしも、九州・朝鮮・アイヌが、教科書的な理解はともかく、本当のところはなかなか分からないで、表面彼らと仲良く付き合うている。

女性とも仲良いが、女性の本当の声を聞けば、わしも青ざめよう！
ぼくも台湾体験の割には鈍感やが、右翼など、小林よしのり的な調子でいて、台湾人の本音を聞けば、慌てふためくではすむまい。

ぼくら、女性や台湾人や、地方出身者と、ちゃんと付き合えているか？？？