52.押しつけるのは簡単でも、導くことは難しい。
最近、”コーチング”という言葉をみかけることが多くなった。
【コーチングをする人(コーチ)とは?】
コーチングを受ける人(クライアント)に、
・新しい気づきをもたらす
・視点を増やす
・考え方や行動の選択肢を増やす
・目標達成に必要な行動を促進する
ための効果的な対話を作り出します。
ここで重要なのは、コーチがこれらを先導したり強制したりするのではなく、相手が主体性を持ちながらそれを実現するところにあります。
(『コーチングとは』コーチ・エィ アカデミア より)
私がはじめてこの言葉を知ったのは、就活エージェントの人に『エグゼクティブ・コーチング』という、経営者を導く職業を紹介してもらえた時だ。
「この職業、君に合ってるかもよ」と言われたのは嬉しかったし、どんなものなのかを調べてみると、確かに私の価値観に合っているような気がして、面白そうだなと思った。でも同時に、これってめっちゃ難しそうなお仕事だなあ…………と、難易度が高そうでワクワクした。
…という良い出会いを得られた私は、さっそくTwitterなどで”コーチング”を調べてみると…………
大人でも、学生でも。
「誰かのキャリアを~」とか、「人に気づきを与えられる人になりたい」というビジョンを掲げた人のプロフィールには、”コーチング”という文字が入っていることが多いことに気づいた。
それも、結構な数だった。
ちょっと私は、おののいてしまった。
でも。
押しつけることは簡単だけれど、導くことはとっても難しい。
これは、吹奏楽部で後輩を教えたり、周りの同期との連携をとる際に悩んでいたことで……気づくと”考えの押しつけ”をしてしまうという、永遠の課題だった。
だからこそ、”導ける力がある”というふうにプロフィールで示せる人達、普通に考えて凄いな…………と思った。
加えて、私もやってみたいな…………という興味がまたさらに増した。
更には、これを義務教育の中に入れていった方が良いのでは?とも思えた。
一般教養にした方がいい気がする。
というのも、あなたに助言します!と断言し、実際は考えの押しつけ?みたいになっている就活アドバイザーの方々に………それを善しとしてやっている人たちに、ちょっと違和感を感じていたからだ。
思えば学校の高校の時の先生もそうだったし、考えを押しつけることを善しとしている人は、たぶん思った以上にうじゃうじゃいると思う。
どうして勉強を頑張らない?どうして練習を全然しない?
やりなさいよ!
という怒りに近い疑問から、相手に何かを強制するよりも…………
どうしてやる気が起こらないんだろう?
どんな言い方をしたら、やってみたくなるかなあ?
一緒に考えよう~!
という、肩を並べたリーダーシップをとれる人になりたい。
そう私は思ったのであった。
社会人になったら、コーチングを学ぼう。
それで、自分をまず導くことから始めて、自分が助けたいなと思う人のために使ってみたい。
これも、将来やりたいことリストに追加っと。
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