腫瘍と私
noteのネタがなんもうかばねえ…。
耳下腺腫瘍の切除をする前はあんなに記事がぽこぽこ書けていたのに、切除後は書きたい事が浮かばなくなってしまいました。
これはいったいどうした事でしょう。
こうなってくると、noteの記事を考えていたのは私ではなく腫瘍だった可能性すらあります。
腫瘍があった時、私はどうやってnoteのネタを考えていただろうか?
過去を振り返ってもネタは全く思い浮かびません。
仕方がないので、術後の私の状態でもダラダラ書いていく事にします。
術後の状態ですが、いくつかございます。
まず一つ目に、体力がめちゃくちゃ落ちました。
一週間近く寝たきり状態になると、こんなにも体力が落ちるのか。
少し歩いただけでクタクタでふくらはぎもパンパン。
来週から仕事が始まるのですが、満員電車での出社は確実でしょうし、職場にたどり着ける気がしません。
結構本気で、無事に職場にたどり着く事、そして無事に帰る事を出勤日初日の主な業務にしていただきたいです。
二つ目ですが、耳の周りの感覚がありません。
この状態については、術前にお医者さんから説明を受けておりました。
手術中に顔面神経に触るので、どうしても多少の麻痺は起きるのですが、大体は3ヶ月程度で治るらしいです。
なので予定通りの状態なのですが、手術で結構大きく耳の周りを切った上、コロナのせいでマスクを付けて生活しなければならないので、何かのはずみで耳がとれてしまわないか心配です。
耳が取れた時、麻痺のせいで気付かなかったらどうしよう。
もし道端に耳が落ちていたら私のものかもしれません。見かけた際は教えていただけますと助かります。
最後に三つ目ですが、歯の噛み合わせがおかしくなり、時々痛みます。
術前のような気持ちで顎を閉じると、前歯が先に干渉し、奥歯が噛み合わず数ミリ浮いてしまいます。
意識的に顎を引くイメージで噛み込むとなんとか奥歯が噛み合うのですが、耳の下のあたりがズキリと痛むのです。
この場所にはいつも腫瘍がいました。
ああ腫瘍、君は今どこで何をしているの…?
ふとした時、腫瘍のことばかり考えている自分がいます。
この痛みといい、noteのネタが思い浮かばない事といい、腫瘍がなくなってしまった事で自分がこんな風になってしまうとは。
「大切なものは失ってから初めて気付く」みたいな話を聞いた事がありますが、こういう事なのでしょうか?
気付いたら腫瘍が私の中でどんどん大きな存在になっていたようです。
この辛さ、一人で抱えられる気がしません。
明日病院で経過観察があるので、先生に話を聞いてもらおうかと思います。
みなさんも、辛い事があったら一人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらう事をオススメします。
さてと、今日は体力が限界なので、ここらへんでこの記事を終わろうと思います。
よくわからない記事となってしまいましたが、ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。